びっしり予定の詰まったツアーの中で、トレッキングをするほどの時間はゆっくりなかったけれど、目の前にする4000m級のアルプス山々のに向かって歩く。
澄んだ大気に包まれて、足元にだけにあるスイスの春が嬉しい。辺り一面がお花畑のようである。
緑の斜面に、一斉に頭をもたげている白い花は、高さが、5~15cm位のプルサテイッラ・ウェルナリス。英名はスプリング・アネモネ。その中にはっとするほどの、深いブルーのリンドウ科の花、ゲンテァアナ・クルシイも眼にしたが、今のようにデジカメでなく思えば残念としか言いようがない。
ところどころに咲くアルペンローゼがピンクの小人のようで、青い空と雪山、高山の可愛い花たちとの時間を堪能できる喜びに、心躍る時を過ごした。
退職後行きたい所4箇所のうちの最後の思いで綴りであるが、、日記は、白紙、メモ帳紛失。頼りになるのは、アルバムの写真だけ。
誘って下さったSさんが撮って下さったのが多い。
スキャンを出来るようにして頂いたcomugiさんご夫婦のお陰で、テラスでの思いで綴りが出来ることはありがたい。
日常の呟きからふっと離れて時々「この一枚」を書き綴ってみたいと思っている。