画像 西吉野の山にも雪 会場の下は、音無川(吉野川・岩に書かれた文字)赤い橋の向こうが校区 会場撫石庵二景ご馳走 持参したお尻枕 集合写真を撮る子(顔が出ないよう配慮)
18年1月8日という日を手帳の行事欄に書き込んだが、返信はがきを出したのは、かなり後だった。
私を躊躇わせたのは、正座できない膝のせいだった。
会場は座敷であることは、ここをよく利用していたので知っていた。
新卒間もない頃の最初の勤務先、20歳代に教えた子達には是非会いたい。
「行って良かった。この子達には、本当に会いたかったのだ」
一人一人、自己紹介をしてくれる52歳の笑顔に、話し方に、思い出話に、その子達の小学校の頃の面影が、次第に浮かび上がってくる。
短い話の中に、さまざまな生き様を辿っての今日のあることに、頷きながら、一言も聞き漏らすまいと耳を傾けた。
会食のご馳走にお箸をつけることも忘れて、あちこちで話が弾む。
回ってきてくれる子達と話しているうちに、「この子達だったんだ。学年の途中で病気で亡くなった友達の命日ごとにお墓で歌を歌ったのは」・・・
あの時、毎年電話で連絡してくれたI君も、この日出席をしていた。
お墓で分かれて以来初めての出会いである。優しい笑顔には変わりがない。
孫のいるという子も、何人かいたのだから、私も、歳を重ねるはずだと 今は思っているが、この同窓会の間中、若い日の自分に戻り、小学生だった子達との語らいに、和みの時間をいっぱい頂き、ほのぼのとした温かさに包まれた同窓会だった。
まさに、38年ぶりのデートのように、心が熱く燃える会だった。
招待して下さった教え子たちに感謝、感謝である。