これだけの美しさを常時維持していくには、それなりの管理が大変だろう。
ベゴニアの花を切り取る作業の人の傍の台車のバケツには、大倫のベゴニアがいっぱいだ。
コサージュにしたいような美しさなのに、やはり専門の人の目には、入れ替え時なのだろう。
「この花、捨ててしまうのかしら・・・」
温室の中の浅い池に、ベゴニアが、プカリプカリと漂っている。
僅かに水流があるのだろうか。暫く見つめていると、揺るかやに水面を移動する。
「水中花」でなくて「水上花」である。
その華やかさから「水上華」と呼びたい。
無駄なく、訪れる人を楽しめるような演出が、嬉しい。