カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

プーシキン美術展・絵が呼んでいた

2006年03月29日 | ★ 日々の呟き

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高く晴れた朝の空に、国立国際美術館の特色のある建物の先端まで、銀色に光っていた。
4月2日までと会期の終わりが迫った日であった。前夜遅くに、大学の先輩から、プーシキン美術展へのお誘いを頂いた。予定表を見て何も書き込まれていないことを確かめ、即座に同行する旨の返事をした。

19世紀末から第1次世界大戦までの短い期間にロシアの2人の実業家によって集められた、フランス近代絵画を、観る機会を得た。
印象派のモネ、ルノアール、新印象派のセザンヌ、象徴主義のゴーギャンとゴッホ、近代版画ではマネからピカソまで、素晴らしい絵画の世界に魅了された。

出口で購った、「MAYAMAXXのロシアの名画と旅ガイド」の中に「幸せ」という詩があった。そこに今日の私を見つけた。

『美術館にひとを呼ぶものはなにかっていうと、
 それは絵が呼ぶわけでしょ。
 あの絵を見てみたい、という
 たったひとつそう思う人の心だけでしょ。
 すごいことだよね。』・・・・・・・・・詩の一部より抜粋

美術館から出た空は、うす曇に変わっていたが、陶酔感に満たされて、その空さえ美しく感じられた。
コメント (4)
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