先日テレビで、「曽爾高原のススキを焼く火は19日」と言っていたので、それまでに焼かれるのを待つススキを見に行った。
枯れススキの高原は褐色に埋め尽くされている。
青い空に揺れる枯れススキ
全てが褐色
登山をする5人のグループと出遭った以外人影はなく、早朝のせいであろうが、寂しすぎる高原だ。
ススキの茂みの中から雄の雉が、足音に驚いたのか飛び立っていった。
ところどころ刈り取って横に寝かされているススキがある。焼くための準備のようである。
お亀池辺りでススキの焼く火柱が30mほどにも上がるそうだ。周りの山に引火しないのかと尋ねたら、予め山近くは刈り取りをしているからそういう心配は無いとの事である。
役場に電話で問い合わせると、今年は19日は、雨模様なので延期するとの事である。
このように、焼いた後には4月ともなると緑の新芽に覆われ、秋に向けて美しいススキが育っていく。
村の人の、高原を大切にする世話が、景勝を保っている。
枯れススキに覆われた曽爾高原も美しかった。