カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

カラオケスタジオ・うぐ井戸

2006年09月06日 | ★ 日々の呟き


おめでとうございます
先ほど臨時ニュースで秋篠宮妃、紀子様が男のお子様が誕生されたと伝えられた。
男のお子様が皇室にとって41年ぶりのこと。
心からお祝いいたしますと共に、健やかにお育ちになりますように。




GIFアニメ6画像
公民館活動のカラオケ教室の仲間のHさんがカラオケスタジオを開店された。
スタジオの名前は「うぐ井戸」。
ちょっと変わった店名だ。
由来については下のGIFアニメで触れることにする。

Hさんの実家であったここは、20年ほどそのままになって使っていなかったが、以前は、お料理やで、学校や役所などの、学期や年度の終わりの打ち上げに使われていたそうである。

夫の口から「うぐ井戸」の名前を聞いたことがあるので、きっとここで、楽しいお酒を飲む時間を持っていたのかもしれない。

開店間もないスタジオに同じ教室の友人と行った。

先客の方が楽しそうに歌っていたが、皆さんがお馴染みの方で、打ち解けて歌うことが出来た。
Hさんは美人で、ママにぴったりでとてもいい雰囲気のお店である。

料理屋さんをしていた頃の天井の梁を生かしているのは、ママさんの思い出を大切にする心の現われかと想像したが、新しいし室内にうまく生かされている。

個室が一つあり家族や、同窓会の2次会などのグループ使用の配慮も良いなぁとおもった。

何よりいい音響で、楽しく、気軽に歌えたのがとても楽しかった。



GIFアニメ5画像
2度目は公民館活動の仲間と先生も一緒に、教室が移動したようにここに行った。
4日の午後の事だった。

「『うぐ井戸』って何でつけたの?前のお店のままの名前だってことは知ってるけど」
そう尋ねた私に、Hさんは、「ちょっと、行こう。付いて来て」と裏口から外に案内してくれた。

笹垣の中にある碑には、「名泉鶯井戸」の文字があり、昭和29年建立と横に書かれていた。

と言うことは、昭和29年には、ここに、こんこんと湧き出す泉があり、それは鶯井戸と呼ばれいたと言うことである。
石段を下りると、岩組みの間から、一滴、一滴澄んだ水が落ちてくる。
一滴の波紋が昔のレコード盤のように広がっていくのが美しい。

「子供の頃は、水がいっぱい出てきてたんや」

Hさんの実家の敷地に湧く鶯の井戸から、屋号を「うぐ井戸」と付けてご両親が商売をしていたのだと話してくれた。
その間にも、ひとしずくずつ、水は落ちていた。

長い年月の間に水脈が枯れたが、その名残のしずくは消えていない。

カラオケスタジオに「うぐ井戸」とつけたHさんの気持ちが分かるような気がした。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする