お彼岸の間に実家のお仏壇に、両親に供えようとおはぎを買い行った。
店内の彼岸花が、花瓶いっぱいに活けてあるのが、四季の移り変わりへの店主の思いが行届いているのがいい。
ショーケースの上にも、秋が並んでいる。
一つずつ包まれているので写真に撮ってみたら少しぼやけたが、可愛い松茸だ。
こちらには、ススキと満月とウサギの影、が白い薄皮の上の描かれているようだが、もっと丁寧に撮ればよかったなぁ。
あっ!
これはお饅頭じゃなかった。
秋を演出するショーケースの中のお飾り。
うまく作られていると感心する。
あま~~い香りが、写真を撮っている私を包むように漂ってきた。
味覚を刺激するいい香りだ。
「今焼きあがるところ、ちょっと見ますか」
大きいオーブンを開けてくれると、栗の載ったお饅頭がずらりとならんでいる。
それが目に飛び込んでくると同時に、甘い香りがさらに広がる。