
孫は写真の課題を「田舎の暮らし」というのを持って、23~24日とこちらに来ている。
夏休みに続いて2度目である。
私が嫁いで10年間過ごした山の知人にお願いして、その家を訪れることにしていたのが、秋分の日だった。
丁度その日の午後からお寺の彼岸会のお参りの日だからと、一緒にお寺にお参りしようと誘ってくれた。
このお寺が私の嫁いだ寺である。
今住む町が一望の下に見える場所にある。
彼岸会の幟が立っていた。
山門を入ると本堂が開かれ、村の人達がもう何人か見えている。
懐かしい顔、顔、顔。
ご住職はにこやかに、ご先祖様を大切にすることなど、お勤めの後に、優しくお話された。
赤ちゃんから83歳の方まで信心深いお参りの人に混じって、娘夫婦と孫二人も、思いがけなくご本尊のお参りが出来た。
ここで過ごした年月が走馬灯のように懐かしく思い出す時間であった。
