カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

入日を待って・泉大津の岸壁から

2006年09月07日 | ★ 日々の呟き

両側に倉庫や工場の大きな建物の立ち並ぶ道路の突き当たりに、視界を遮る堤防の岸壁があった。
岸壁に沿うように走ると、その高い堤防に梯子が二つ架かっている。
梯子といっても危なげな手作り梯子で足をかける間隔も広い。
ジーンズとスニーカーでないと私にはきっと登れなかっただろう。

登ってよかった。
広がる海の向こうには淡路島が見える。
時々、船がゆっくりと動いている。



海のない県育ちの私は、海を眺めるのが好きである。
遠出をしなくても、こういう埋立地の堤防の上からでも、目の前に広がる広い海原はいい。
太陽は海に近くなっているが、まだ入日には早い。
キラキラを海に光を投げかけて眩い。



左に目を移すと、和泉山脈だろうか、山を背にして阪和自動車道の白い橋のアーチが目に入る。
関空に繋がる道路があるはずだと、おぼろげな記憶の中の道路地図を頭に描く。



さらに、左にカメラを向ける。
海岸に沿って工業地帯らしい大きなタンクが夕日を浴びて白く際立っている。
高層のビルは関空近くのホテルだろうか。
はっきりしないがツインになって他の建物より一際高いのが目を引く。
「この夏は海を見ないで終わるかなぁ」
そう思っていたが、夏の終わりの工業地帯からの海を時期を遅らせながらUPした。

コメント (8)
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