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ミホミュージアムで、中途半端な時間にティータイムにしたので、昼食兼夕食のような時間に、案内されたお店は
「うずくまる」。
この「うずくまる」という言葉に花を咲かせながら、目当てのお蕎麦を待った。
体を小さくしてしゃがんでいる状態を表現するものだとだけ思っていた。
小さい頃からずっとそういう意味で使ってきた言葉である。
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ところが店内にこんな張り紙を見つけた。
朝日新聞の記事である。
この店で販売している銘菓「うずくまる」の紹介コラムのようであったが、そのお菓子の命名の所以は、室町時代に信楽で作られていた小さい壷のことで茶人に好まれていた・・・と書かれている。
語源について学問的に調べたことはないけれど、お菓子の名は別として、日常的に使われてきた「うずくまる」は、室町時代の小さい壷からきたのか、もっと以前からあったこの言葉のイメージが小さい壷にぴったりだったのか、とにかくこの「うずくまる」という言葉に興味のもてるお店に案内されたことが楽しかった。
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お菓子のショーケースと、食堂の間の大きなテーブルの上には沢山の信楽焼きが並んでいる。
それぞれ味のある作品だ。
さすが陶芸の町だ。
中でも私の好きなのは、この小さいお地蔵さんだった。
見つめていると優しさが伝わってくる。
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そう、すっかりお腹をすかせていたのだ。
運ばれて来たきのこ天ぷら蕎麦は、ボリュームがあって、美味しくて、揚げたばかりの天麩羅が、しっかり空腹を満たしてくれた。
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