学生時代ここを利用していたものとしては、懐かしい駅舎である。
この辺りが、平城宮大極殿跡だったとは知らなかったなぁ。
三条通りを北に向かって歩いていると、この辺りでばったり大学時代の同窓生と出会って、二人ともびっくり。
薬師寺でずっと写経をしている彼女から、以前UPしたお仏壇用のマッチを貰っている。
「藤を見に行くの」という私に「もう遅いのじゃない」そう言われてショック。
「たとえ残りの藤でも見てくるわ」「秋の同窓会で会おうね」ゆっくり話したかったけれど、そこで彼女と別れた。
搗いている人は観光客のようだった。
奈良の旅の思い出になることだろう。
伝説石子詰めの十三の刻に鐘を撞いたというその鐘を右下に見て、大昔 鹿は神の使いとして大事にされていた時の、悲しい話を思い出す。
可愛い坊やがお父さんに1枚持たせてもらって鹿にあげる。
後ろの方で「今日は、どの鹿も、きっと満腹だろうね。」と話す声に思わず笑ってしまった。
春日大社に先にお参りしてから、神苑に行こうと思っていたが、ここに来ると「午後からは5000人くらいの人が来る予定ですから、今のうちにお入り下さい。」とマイクが叫んでいる。
5000人とは大仰なとは思いつつ、やはり、先に神苑の藤の園に行くことにした。