カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

JR奈良駅から神苑へ

2008年05月07日 | ☆ ふるさと・大和



新駅舎建築のため、解体が予定されていたが、日本建築学会などからの保存要請が受け入れられ、平成16年5月、曳家工法で約18mを4日間かけて北へ移動させて保存されている。
学生時代ここを利用していたものとしては、懐かしい駅舎である。




駅前で信号待ちをしているとき目に入った碑。
この辺りが、平城宮大極殿跡だったとは知らなかったなぁ。

三条通りを北に向かって歩いていると、この辺りでばったり大学時代の同窓生と出会って、二人ともびっくり。
薬師寺でずっと写経をしている彼女から、以前UPしたお仏壇用のマッチを貰っている。
「藤を見に行くの」という私に「もう遅いのじゃない」そう言われてショック。
「たとえ残りの藤でも見てくるわ」「秋の同窓会で会おうね」ゆっくり話したかったけれど、そこで彼女と別れた。




東向き通りの突き当たり、餅井殿通りの入口に近いところのお菓子屋さんの店先でお餅つきをしていた。
搗いている人は観光客のようだった。
奈良の旅の思い出になることだろう。

伝説石子詰めの十三の刻に鐘を撞いたというその鐘を右下に見て、大昔 鹿は神の使いとして大事にされていた時の、悲しい話を思い出す。




一の鳥居は今大修理中、御祭りの時にはもう取り掛かっていたが完成はいつなのだろうかと、長い信号待ちの間見ていた。




春日大社の神域に入ると、石燈籠の間から鹿が顔を出して、お辞儀をしながら、お煎餅をねだる。
可愛い坊やがお父さんに1枚持たせてもらって鹿にあげる。
後ろの方で「今日は、どの鹿も、きっと満腹だろうね。」と話す声に思わず笑ってしまった。

春日大社に先にお参りしてから、神苑に行こうと思っていたが、ここに来ると「午後からは5000人くらいの人が来る予定ですから、今のうちにお入り下さい。」とマイクが叫んでいる。
5000人とは大仰なとは思いつつ、やはり、先に神苑の藤の園に行くことにした。




「遅かった」になるか「来て良かった」になるか藤の園は後日。

猿橋~駒橋

コメント (12)
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