斑鳩三塔(それぞれにマウスオン 名前)のうちの法輪寺近くの駐車場に着いたのは9時少し過ぎていた。
前日のテレビで1日1000人の見学、8時から整理券を配布するとの事を聞いたのだが、連休後半の初日とあって、当地からの時間を考えると、とても8時までには無理だと心配していた。
駐車場に着くと、ご案内をお願いしていた竜馬16さんがすでに来てくださっていた。
手渡された黄色い整理券は、マラソンランナーの竜馬さんの練習コースの一つの、法隆寺の西 藤ノ木古墳をランして、貰ってきてくださっていた。
感謝、感謝である。
法隆寺の長い土塀の端っこに、お地蔵さんが数体赤い涎掛けをしている。
この辺りでは、このような石仏をよく見かける。
どちらも長閑な風景だ。
途中参道で右のような場所を通った。
何度も来ているのに全く気がつかなった、神域のような場所なのだろうか。
大きな重機が入り沢山の人が働いていたのが印象に残り、復元作業が終わったら是非来て見たいと思っていた。
古墳を取り巻くように行列が出来ている。
右の畑では葱坊主の行列。
真夏のような炎天下で並ぶ事1時間余り。
日傘はナップサックに入れていたが、さすと他の人に迷惑がかかりそうなので、完全武装のウォーキングスタイルの方が良かった。
時々列を離れてはカメラを持って周辺をウォッチング。
コマササが整然と植栽されたこの円墳の中は、天井も横も大きな岩(石)で出来て驚くばかりだった。
車椅子が通れる間隔の通路に先は、ガラス張り越しであったが、奥の石棺の中に埋葬された6世紀後半の2人の貴人が、長い年月を経た今目前にあることは、不思議な戦慄を伴う感動が私を包んだ。
「静かにおやすみなさい」そんな気持ちを心で呟いた。
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藤ノ木古墳についてのさまざまな出土品や石棺の様子など、研究された詳しい説明が、いくつにも分けて詳しく説明板に写真と共に掲示してある。
説明は、別として、この2人の貴人と一緒に葬られていたのを、カメラに収めた。
長閑な斑鳩の里であっる。
特別公開の期間が終われば、この画像のような静かさが戻ってくることだろう。
竜馬さんにご馳走になった、冷たいミルクティーとシフォンケーキの美味しかったこと。
長い記事にお付き合い下さった方に「どうぞ」の気持ちを込めて・・・