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毎朝雨戸を開けるのに濡れ縁に出ると、東の空が晴れていたら一番先に目に付く三角の山がある。
奈良県と三重県の境にある高見山である。
標高は1248m。台高山脈の北端に位置し、関西では冬季に霧氷を見ることができる山として有名であるが、冬にはこの方面に行ったことがない。
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三重県松阪市飯高にミズバショウの咲いている植物園のあることを、尾上ツヤ子先生に教えていただいたのがきっかけで、3月28日に高見トンネルを越えて松阪市へ行く機会を得た。
トンネルを越えて三重県側に出たところ。トンネルの左手に高見山への標識が立っている。
高見山登山をする人は、いくつかのルートのあるなかで、ここから登る人もあるのだろうと思いながら、暫くその先を眺めていた。
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家から飯高方面へ行くのにはR166を通って高見山トンネル越えが一番早いと、息子にも聞いていたが、本当にそう思った。
このトンネル開通までの大変困難ないきさつが、この開通の碑に記されている。
「便利だ」「楽だ」「早い」は、この碑に刻まれた開通までの苦難の上に支えられているのだ。
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トンネルを出た地点もかなり山深く高い地点にあることが、谷の深さや、山の重なりで分かる。
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櫛田川に沿って走る国道の両側前方の急な山々は、金剛山脈のなだらかな麓とは違った地形も興味深いものだった。