カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

波瀬(はぜ)植物園・思いがけず座禅草も

2012年04月04日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

今年二度目のミズバショウを見たのは、三重県松阪市飯高町波瀬(はぜ)にある「波瀬植物園」だった。
冬季閉園で、この日も開園したばかりの上に小雨が時々降っていたので、受付には人がいなくて、入園料は指定の場所に入れて入園した。



植物園の入り口に「おふく茶屋」があるのを、ネットで調べていたので、お昼まで植物園を見て、ここで昼食の予定にしていたが、ここも閉店で残念だった。三重県は、お正月が済んでも、注連縄飾りはそのまま入り口に吊るしておくらしい。
以前伊勢市に行ったときにも、5月ごろだったが注連縄飾りが各家にかけていたのを思い出した。
伊勢神宮のお膝元だからなのだろうか・・・




白い清楚なミズバショウの群落の中に、まるで遠慮がちに居候しているような、ザゼンソウを三株見つけた。
嬉しくて「わぁ!!ザゼンソウや!」と声を上げた。
滋賀県の今津まで行かないとザゼンソウには出会えないと思っていた。
池の中の浅瀬にじっと座って座禅を組んでいるような姿が、ユーモラスで可愛くて、これも春に先駆けて美しい花の咲く前の、早春のご挨拶坊主のようなのが、とても好きで、機会があれば見に行きたいと常々おもっていたのだった。(余談だか、3日の朝のテレビで東吉野のどこかでも、ザゼンソウが咲いたと放映していた。)
案外近くの山間の湿地で見られるのかもしれない。



    


      

ショウジョバカマ・セリバオウレン・ミヤマカタバミ・ネコノメソウ・フキノトウ・ダンコウバイ(木)


   

大きな立派な岩をふんだんに使って山の地の利をうまく利用した、岩石の石組み庭園のような園内を、突き当りの三段の滝のところまで登って、下りは左の山際の土手に沿ってきたが、そこでは上にある山野草が、いたるところに咲いている。
鉢植えでなく自然の中でどんどん繁殖していく小さい春の花たちが、土手に目を凝らすと、ここにも、あそこにもといった具合に見つかるので、このような花の好きな人にとっては、とても楽しい場所である。
コメント (4)
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