
宇陀市の又兵衛桜を観に行ったのは、近年暫くなかったような気がします。
県の天気予報を見ますと宇陀市の気温がいつも一番低いので、サクラの開花はまだだろうと思っていました。
咲き具合の様子だけでも見てこようと言った感じで、東吉野へ行った帰りに立ち寄りました。
予想が嬉しい方に外れて、「さくらまつり」が開かれて、花は七分咲きくらいで、青い空に枝を一杯に広げて、遠目にもみごとな全容と、相対することができました。





又兵衛桜は、奈良県宇陀市大宇陀本郷にあります。
樹齢300年とも言われる桜の古木で、瀧桜とも呼ばれています。
県の保護樹になっています。
2000年のNHK大河ドラマ『葵徳川三代』のオープニング映像で使用された事で有名になりました。
こうして矍鑠とした古木を見つめていますと、今でもそのシーンがはっきりと目に浮かびます。
大坂の役で活躍した、戦国武将後藤基次(又兵衛)にちなんだ桜で、豊臣家崩壊後、後藤基次は大宇陀(現 奈良県宇陀市)の地で暮らし、再興の時期を待ったと言われますが、桜はその時の後藤家屋敷跡にあります。
以上はウィキペディアより転写しました。
いつも道路側からしか見ていなかったのですが、ぐるっとひと回りしました。
屋敷跡の石垣の端にしっかりとした太い幹は、長い年月風雪に耐えた力強さに、元気を貰って帰ってきました。