♪ ここは串本 向かいは大島 仲を取り持つ 光る海 ♪
橋杭岩まで歩いて10分も掛からない所に泊まっていたので、早起きしてそこで日の出を待つつもりだったのですが、寝坊をしてしまいました。
目が覚めて窓を開けると、すでに光の帯が海を渡って、串本に届いていました。
部屋には「この部屋からの日の出」と言う親切なお知らせのプリントもあって、昨夜はそれを確かめ、時間もセットして置いたのに、全く残念なことです。
部屋から首を伸ばし手を思いっきり伸ばしたら、左手の方に橋杭岩が写りました。
後で聞いたのですが、2時半ごろに目を覚まして、橋杭岩のほうへ歩いて行き、そこの一番いいポイントで日の出を待っていた人もいたようです。
水平線が紫色になって、とても美しかったとのことで、重ね重ね残念でした。
朝食後に橋杭岩までバスで送ってもらいました。
そこでは絵画部の人が熱心に写生をしていました。
「どの岩とどの岩の間からの日の出が良かった!」とかいう話を聞きながら、朝日に染まった海面の向こうまで、まるで、天の橋脚のように並んでいる岩の形の面白さをカメラに納めました。
今までに何度ここに車を停めて奇岩の行列を眺めたことでしょう。
いつ来ても、思わず足を留めていつまでも見ていたい風景です。
浜辺のくらしの見えるスナップです。
早朝の漁を済ませて、網の繕いをする漁師さんの背に、朝日が降り注いでいます。
一夜干しのイカ、焼いたら美味しいでしょうね。
最後にばあちゃんの登場です。
また来年も元気につれて来てもらえますようにと、高く上がったお日様にお願いしました。