先程までコンバインで稲刈りをしていたKさんは、家から軽トラを持ってきて、そこにセットしていた大きな漏斗のような袋にコンバインから伸びた筒を通して軽トラに積み込みます。
家に1番近い田圃の稲刈りを見ていました。
どんどん便利な機械になっていくのです。
今まででしたら、刈り取った稲が袋に入って、田のあちこちにあるのを今井の田の刈り取りが済むと、軽トラに積み込んでいました。稲わらは機械の中で細かく粉砕されて、まんべんなく田にまいていました。
それだけでも、便利な機械ができたのだと感心しながら見ていたのです。
それが今年は、収穫したらその場で筒を通して、軽トラの大きい袋に、ホースから出るお水のようにお米が出てきて、軽トラは農家の乾燥機へとすぐに運んでいきます。
農作業をしている人のおかあさんと、しばらく話しましたが、便利で楽になった分機械の購入の費用は大変なものだとのことでした。
このお母さんは90歳を越しているとのことですが、罐を持って、隅の方の稲を刈って、機械が入りやすいように農作業にさっきまでせいを出していました。
私の実家の父母のこともよくご存じで、思い出話をしてくれました。いつまでもお元気で頑張ってくださいねと頭の下がる思いで家に戻りました。 5255