カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

黒滝 桜の木の紅葉

2011年11月05日 | ☆ ふるさと・大和

桜の葉の紅葉は華やかさはないけれど、しっとりとした控えめな秋を演出している。

私の運動の場である上野公園のトリムコースの桜並木は、台風12号の冠水に、痛めつけられて紅葉する前に茶色くなって、地面に散らばってしまって、歩くとかさかさと乾いた音をたてる。

この黒滝川も増水して危険な場所もあったのだが、道の駅黒滝の裏の桜は、全体に朧な美しさである。



芝生の広場を通り



最も川に近い桜のそばに行くと「やまざくら」と木の札に書いてあった。
もうすぐ落葉する山桜の葉は、最後の綺麗な姿を川辺に映している。
楓の紅葉はドキッとするほど華やかでときめきを感じるが、桜は穏やかに色づいて秋の深まりをしみじみと感じさせてくれる。
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山から国道端まで

2011年11月04日 | ★ 日々の呟き

R309の黒滝にある道の駅である。
洞川への行き帰りに必ず立ち寄って、串こんにゃくを食べるのが楽しみな場所だ。


ヘリコプターが山の向こうから、突然爆音を響かせて現れた。
山に囲まれた場所なので空は狭い。
だからひょいといった感じの現れ方だった。
ロープで何か引っ張ってるよ。


動きが早いのでこんな端っこでしか捉えられなかった。
材木を一本ぶら下げている。
道の駅の看板の立っている川原の広場辺りで木を下ろしたようだが、そこは見えない。


ロープだけをぶら下げたまま、また山の向こうへと視界から消えた。

こんにゃくを食べている間中こんなことの繰り返しが何度も何度も続いた。

昔は人手、今は、ヘリコプターの材木の運搬なのだ。
採算が取れるのだろうかと、コンニャク屋のおばさんに訊ねる人がいた。
取れるのでしようね。おばさんは、笑いながら答えていたけれど・・・。
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洞川資料館ギャラリーの写真展に魅せられて

2011年11月03日 | ☆ ふるさと・大和

龍泉寺に隣接した資料館に行った。
前に一度、ここに来て、この村に墜落したB29の残骸に驚いたことがあって印象に残っていたが、この日は大きいガラス窓を通してギャラリーの一部が目に入ったので、訪れてみたくなった。


洞川温泉ウォークラリー会場の一つにもなっているらしくこのようなポスターが張ってあった。
1日中洞川温泉をこうして歩くのもいいものだろうなぁと、ごろごろ水汲みだけの目的で来たのを忘れてしまった。

    

「風の道 水の旅 奈良霊峰」をテーマにした素晴らしい作品の一点一点を、鑑賞しながら、山の芸術の秋を満喫することができた。
副題の「この風 この水の色 麗しの山々に抱かれる 今この瞬間に 喜びを感じて 明日への扉を開く」
作者の心の呟きとも、叫びとも感じられるこの言葉が、作品を見つめる私の心に、大きな感動を与えてくれた。


はじめのページに作者紹介の一部を取り上げさせてもらったが、再び全文を・・・


「風の道 水の旅」に最もふさわしい、紅葉真っ盛りの洞川の地で、写真家 米谷昌浩氏の作品と出会えたことが、また一つ心豊かになる宝物を頂けたような気がする。
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紅葉前線真っ盛り 洞川・龍泉寺

2011年11月02日 | ☆ ふるさと・大和

       
台風12号以来初めて天川村洞川に、ごろごろ水を汲みに行った。
川合の交差点から洞川に向かって山の中を走った。
道路拡幅の工事中なので所々交互通行の所があったが、それの方が安心して走ることができた。
最後の虻トンネルを抜けると、道路の両側に楓の紅葉が迎えてくれる。
紅葉の美しさにときめきを感じる。



「ようこそ」の門をくぐるともうその先が洞川温泉である。


途中の楓の紅葉に出会って、ごろごろ水より先に行ってみたかったのが、大峯山龍泉寺だった。
境内が燃えるような紅葉に彩られていることだろうと気持ちが逸った。







   

見事な紅葉が、期待したとおり境内に、満ち満ちていた。
赤、黄、朱、染物のようなグラデーションの緑と臙脂色の楓。
境内で作業していた人が、「今年は色づきが遅いのですよ。これからが始まりです。」
「えっ!まだこれ以上に境内が色づいてくるとは~~~」


そのあと、洞川温泉街を眼下に見る、鍾乳洞のある面不動の山に登った。
山上川にかかる赤い橋と、その両側の温泉宿が、台風の被害も全くなく大峯の山々を背にして、温泉と紅葉狩りを楽しむ人を待っていてくれるように見える。

この後ごろごろ水の取水場に行ったので、紅葉の名所御手洗渓谷へは行かなかったが、龍泉寺の紅葉と、道路沿いの紅葉を見ると、御手洗渓谷はさらに美しく景観をして訪れる人を待っていてくれるに違いないと思う。

台風12号の風評被害で客足が減ったこの世界遺産祈りの道の麓の温泉場で紅葉を愛で、体と心をほぐしゆったりと過ごすのに今が一番いいときのようだ。

お食事どころでは、アマゴや、鮎の塩焼きを、隣席の2組の人が「旨いね」とビールのあてに楽しんでいたのが印象的だった。
 15752歩
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大阪と大和のおばちゃん 大声援 大阪マラソン観戦記

2011年11月01日 | ちょっとおでかけ

大阪マラソンの最初の観戦予定地は、下味原の交差点手前の左車道だった。
ついたときにはすでに交通規制がされていて、道路上には車がなく、関係者や警察官の姿の方が多く、観戦する人はまだ見えていなかった。
ここで、この日1日中共に過ごすことになった大阪のおばちゃんとの出会いがあった。
本当は、二人ともおばちゃんではなく偶然にも孫が5人いるれっきとしたおばあちゃんなのだが、気合の入れ方は、まだおばちゃんで通用することにした。(本当のおばちゃん年齢の人には、あつかましくてすみません。)

 

先導のパトカーが目の前を通って、続いて時報車(というのかどうか~~)9時20分を示している。
スタートしてから20分だ。

 

第一団がいく。早い、早いと、カメラで追うのも大変だ。次の瞬間からはこのような団子状態の大集団の通過である。

 

少しばらけたなと思っていると交差点を右折するので、左側の歩道に立っている私には見えづらくなってきた。


声援に応えて手を上げるゆとりはこの時点ではまだ十分。救護班の人も力走だ。
どうかお世話になる人が少ないようにと祈る思いで見送る。

 

左手に書いたゼッケン番号も、こんなに大勢の人が通過する中では見つける可能性が全くなくなって、暫くはランナーのパフォーマンスのみを写した。

 


 


  

下味原の観戦場所で隣にいた、大阪のおばさんは、息子さんが抽選に外れて今日走れない分、大勢のランナーを応援したくてここに来たのだと話してくれた。
竜馬さんは、キロ7分ペースで走るとのことだったので、コースマップに大体の通過時刻の目安を記入して、その時刻が過ぎれば、御堂筋へさらにゴール地点へと追っかけ移動をするのを、大阪のおばさんが、
「地理がよく分かっているから、最後まで行こうよ。」と発破をかけてくれた。
お互いに名乗りもしなかったのに、マラソンという絆に結ばれたように、マラソン観戦の共有の時間をもてた。

 

難波で降り立って、御堂筋に出たが沿道は、人垣の連続で、人と人の頭の間からカメラを覗かせて前を走るランナーを、捉えるのみの結果となった。
こんな所で、ぐずぐずしているよりは、できるだけゴールに近い場所に行こうということになった。

 

乗ったことのないニューとラムに乗ると、空席を見つけるのもやっとの混みようだった。
応援に向かう人の思いは同じでゴールで「おめでとう」のお迎えをしたいのが人情であろう。
電車の中で、ユニホーム姿の外人さんが横の席にいたので、単語を並べたような英語で尋ねたら、もうゴールをしたのだとのこと。
 

 

フィニッシュ会場周辺には一般の人は入れないので、そこに一番近い沿道に張り付いた。
目の前の建物はこの辺りで一番高かったので、府庁の建物ではなかろうかと思うのだが、何しろ初めての場所なので何処だか自信がない。
おばちゃん二人も周りの人たちと一緒に、声を張り上げ足を引きずって痛そうな人には、「もうそこやから、しっかり、しっかり!」「おかえり~~」「○○ちゃ~ん」「お兄ちゃんがんばれっ!」など、声援をし続けた。
「応援ありがとう!」と何人かの人がハイタッチをしてゴールに向かうのを、この場所でないと味わえない完走の共有をさせてもらったような気がする。

大阪のおばちゃんとは森之宮で昼食兼夕食をご一緒して、お互いに「1日のお付き合いありがとう」と言ってお別れした。
帰ったらどちらも「おばちゃん」でなく「おばあちゃん」の居場所が待っている。

10月31日 15254歩
11月1日 10187歩

コメント (8)
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