カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

祈りの滝 

2016年04月14日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

千早赤阪村からの帰りに、大阪府から御所市への長いトンネルを抜けた後、旧道の山越えの峠の方へ少し戻りました。

トンネルができるまでは、この厳しい峠を何度か超えて富田林市に入院していた、父を見舞いに行ったことがありますので、

「祈りの滝」のことはよく覚えていました。 

 

 

  

金剛山からの湧水が滝になって流れ落ちてきているところで、お不動さんをお祀りしています。

 

 

湧水を採取している方が沢山いました。

 

 

 

  

山桜がまだ見ごろなのは、標高が高いので、咲き始めも遅かったのでしょう。

見納めだと思っていましたが、深い緑の中のピンクの桜の美しさが目立って綺麗な開花状況でした。

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棚田の春 千早赤阪村

2016年04月13日 | ちょっとおでかけ

 

 

我が家の裏の田圃に、少し前から耕運機の音が聞こえるようになりました。

あの音を聞くとほっとします。

今年も裏の田圃が、耕作放棄田にならないで、稲作をすることの決意のようなものを感じるのです。

自分のうちの田圃でもないのですが、誰かが持ち主に代わって稲作をされることを、嬉しく思います。

そんな稲作の準備の音を聴いていますと、棚田では今どんな様子なのかと、ふと訪れてみたくなり千早赤阪村へ出掛けました。 

 

中学校の敷地の中を通って棚田の見渡せるところに行きます。狭い坂道なので、休日の日を選んで行って来ました。

 

 

大阪で唯一の村の学校は、何か温かいものを感じます。 

 

 

既に耕している田圃があります。農作業の始動は、かなり前から始まっていたのでしょう。 

 

  

大きな機械は使えないので、棚田での作業は大変だろうと思います。

 

     

クリックして大きい画像でご覧ください。

段々畑の曲線の美しさが、自然の芸術作品のように見えてきます。

それぞれの田に水が入った時、田植えが終わって早苗が揺れる時。

うまく来合わせることができたらいいなぁと思いながら、棚田を後にしました。 

 

  

立ち寄った道の駅の、テラスでコーヒーを飲みながら目の前の春景色をゆっくりした気分で眺めました。

 

  

至福の刻を過ごした春の1日でした。 

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橘寺 花むしろ

2016年04月12日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

明日香路の桜も終わりました。

終わりの1番美しい時の橘寺へお詣りしました。

それは境内一杯に敷き詰められた、まっさらな花筵を風が贈ってくれたような朝でした。 

 

名残の花が西門の前にアーチを作って迎えてくれたのが、最後の桜だったことでしょう。 

 

 

境内を歩む時は全くこの句の心地です。 

 

 

まだ誰も踏みしめてないのでしょうか。

いえいえ誰かが通ってもその足跡を次々と、散り来る花弁が覆っていくのです。 

 

 

境内の隅々まで淡いピンクの優しい彩が、ファインダーを覗く私まで、優しい気持ちにしてくれます。

 

  

風のいたずらか、雨水が運んできたのか、砂利の上に花だまりを作っています。

 

      

みんな みんな 見事な花筵です。

桜は、咲くのを待つのはわくわく気分ですし、花の盛りはもっと気分が高揚します。

散る時は美しい花吹雪に、お花見の時に歓声を上げそっと掌に載せ、友達の髪の毛の花弁は、そのままつけて帰りなさいと促しています。

 

 

 

  

太子の愛馬の周りも、淡い色に染められたようです。 

 

          

往生院では、水彩画展を開いていました。

橘寺スケッチ「四季を描く」素晴らしい作品の数々に感動を頂きました。

酔芙蓉の頃にお詣りした風景が、御住職の作品にちょっぴり嬉しくなりました。

作品展は14日までです。 

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広橋峠の頂上付近の1本桜

2016年04月11日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

10日前の4月2日に撮影した画像です。

今年最初の「ごろごろ水」採取に行った日のことです。

随分日は経ってしまったので、止めておこうかどうかと、迷ったのですが、この1本枝垂れの開花の時に、出会えたことが10年以上洞川に行っていますのに、初めてでしたのでやはりたった1本懸命に咲いている姿は、私にとって貴重な1枚となりました。 

 

季節が進んで、葉桜の頃になりますと、繁った葉と周りの緑と融け合って、1本桜の存在感がなくなって、急カーブになっているこの木の下を、アクセルを踏みながら通り抜けてしまいます。 

 

この桜の木が気になるのは、葉をすっかり落とし、周りの木々も秋色に変わった時のことです。

裸木になって、細い枝が四方に垂れ下がった姿が、山の頂上で次の季節を待っているような、準備の段階にあることの

存在感を強くして、峠を登って来る車の前に「いらっしゃい」の呼びかけをしてくれるように見えてきます。

1本桜の開花と初対面をして、登って来た洞川は、春浅い大気の中にありました。

 

  

  

採水場の端の方にある桜の木は、堅い蕾です。

 

 

ごろごろ水を9個のタンクに入れて洞川から、天川まで下ってきて、昼食をしたかどやさんの表の温度計は16度を示していました。

ちなみにその日の我が家の部屋の温度計は20度でした。

 

 

 

食事の後お店の下を流れる山上川をみますと、魚釣りが解禁になったらしく、釣り人がアマゴ釣りに励んでいるのが見えました。

川の水の冷たさなんかへっちゃらなのでしょうね。

ゴム長の釣ズボンを履いていても、水温の低さは伝わってくるのじゃないかと思いますが・・・

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世尊寺の花の木

2016年04月10日 | ☆ ふるさと・大和

 

  

世尊寺へは聖徳太子御手植えの、壇上の桜(不老長寿の桜)を見に行った時のことです。

桜は、花芽なのか、葉芽なのかまだはっきりしないような、様子で、早すぎたことが分かりました。

大淀町上比曽のお寺に、芭蕉が訪れて、この桜のことを句に残しています。

桜の咲く頃にまた来ようと思いながら帰ったのですが、あちこち花に誘われて行っているうちに忘れてしまいました。

朽ちたような幹から今年の小枝を伸ばして芽を出している、桜の命の力強さを目にして、来年こそは花の咲く頃を、見逃さないようにしたいものです。

その時に咲いていた「花の木」です。

 

 

  

「花の木」

本当にオーソドックスな花の名前です。

「季節の花 300」には次のように記載されています。

・中部地方の山地の湿地などに生える。愛知県の県花。春には新葉がきれい。 赤い目立たない花も咲く。
 この花が美しいので
 「花の木」になったとのこと。

   

  

落ちていた花を撮りました。砂利の大きさと比べると、花の大きさはごく小さなものです。

お寺の奥様が庭に出て来られて、花の木について教えてくださったのですが、この辺りでは珍しいとのことでした。

やはりこの辺りでは珍しい樹だそうですが、私は県内で1か所見たことがあります。

それは、宇陀市の森薬草園の裏山への上り口の傍でした。カタクリの花を見に行った時だったので丁度今頃だったと思います。

 

  

中門の右側のぼんやり赤いのが、花の木です。かなり丈の高い樹です。

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