大和文華館 夏の特別イベント
Trio Aido(トリオ・アイドー)トークコンサート
Trio Aido(トリオ・アイドー)トークコンサート
が、8月5日に大和文華館で開催されるという情報を得て、リュートやビウエラの音色が聴きたいなぁと思い、申し込み、行ってきました。
大和文華館 

百日紅 

大和文華館(本館) 

トークの中で知ったのですが、1582年天正遣欧少年使節団としてポルトガル、スペイン、イタリアを訪問した四人の少年たち(中浦ジュリアン・伊藤マン所・千々石ミゲル・原マルティノ)は、フィレンツェやローマやヴェネツィアで、オペラや演劇を観、リュートやビウエラの演奏を聴いたそうな。
日本にいる時に、セミナリオで、ハープやチェンバロ、リュートやビウエラの演奏を学んでいて、彼らも上手な演奏者だったようです。
リュート・ビウエラ・テオルボは、歌唱の伴奏に相応しい、もの静かで、ふっくらとした音色でした。
天正遣欧少年使節団が聴いた16世紀のヨーロッパ音楽はこういうものだったのかぁと思い、とても感激しました。
穏やかな心持になる、ありがたい時間でした。
演奏会が終わった後、
特別企画展 追善の美術―亡き人を想ういとなみ―
を観ました。
を観ました。
追善や逆修(ぎゃくしゅ ※生前に、自分の死後の冥福めいふくのために仏事をすること)、六道、十王など、普段耳馴染みのない言葉をたくさん知りました。
学芸員さんの説明を聴いて、
追善供養をする生者と、供養をされる死者、その受ける功徳の割合が、前者(将来自分の死後に役立つ)に6/7、後者に1/7というように受け取ったのですが、正しい理解だったかどうか…自信がありません。
スタンプを1個買いました。
このスタンプを買ったおかげで、ひとつ知識が増えました。

「堆黒」という言葉を初めて知ったのです。
「堆」は「つい」と読むのですね。
砂岩・頁岩。石灰岩。チャート等の「堆積岩」の「堆」だから、「たいこく」という間違った読みしかできなかった私です…。
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つい‐こく【▽堆黒】
彫漆の一。
彫漆の一。
黒漆を厚く塗り重ねて文様を彫刻したもの。
中国では剔黒(てきこく)という。堆烏(ついう)。
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