Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

奈良東大寺 大仏様の御身拭い 20230807(月)

2023年08月12日 | 旅(奈良)
8月7日は年に一度の大仏様の御身拭いの日です。

今年は思い切って早起きして参拝することにしました。
御身拭いを見るのは初めてです。


早朝の南大門近く

    

私の好きな「森」奈良漬け店の早朝

  



モデルのように座るシカさん

  

長い列が見えました。私はあれに並ぶのですね。

   


作業は、朝7時から始まりますが、一般参拝者の入場は7時半から。
7時半少し前に到着して、列に並びました。



7時半から入場が始まりました。



大仏殿は広いので、それほど込み合うこともありません。





久しぶりに廬舎那仏様に直にお会いしました。
よくもまぁこんな大きな仏様を造ったこと!!
いいお顔ですし、座している姿は美しいし。



はたきや箒を手に、白装束を着た人たちが大仏様や大仏殿内のあちらこちらを清めておられます。
裏側もきれいにしておられます。

 

     

東大寺の模型もきれいにしておられました。

  


如意輪観音  


掃除用具いろいろ  

いよいよ綱の出番です。



「中」「東」「西」と大きく書かれたゴンドラに乗った人たちによる作業が始まりました。

マイクを持った人が、それぞれのゴンドラの位置を支持し、下にいるたくさんの人たちがそれに合わせて、上げたり下げたりして、大仏様のあちらこちらの御身拭いが続きます。

みなさんの気持ちをひとつにした作業のおかげで、大仏様が清らかになっていかれます。





















いつも長い列ができている「通り抜ける柱」は、とても空いていて、3歳ぐらいの子たちが何度も何度も通り抜けを楽しんでいました。






作業されている方の休憩所はこの先にあるようです。

  


堂内は風が吹き抜け、ひんやりと涼しくて気持ちのよい空間です。


ゴンドラ作業の後、再度、多くの人たちにより、はたきや乾拭き等が行われました。



白い布の中を消防の方3人が下りてこられました。

  

布が天井へ上がって行きました。

  


綱も片付けられました。

   








すべて完了したのは、9時半ごろでしょうか。
約2時間、作業をゆっくりと見せていただきました。
こんなに長く大仏殿の中に滞在したことはありません。

廬舎那仏さまの脇侍として、二体の仏像が座っておられます。
向かって左側が虚空蔵菩薩様、右側が如意輪観音様。

  

         

ゆっくり拝ませていただきました。


御身拭いの作業が終わった後は、掃除用具の撤収。
白装束に藁草履姿のみなさんが、ささっと片付けを進めます。
人の力の結集のなんとすばらしいこと!


その後、大仏殿の外の芝生から抱水訓練。
ホースから水が撒かれますが、こんな水量でいざという時に火が消えるのかなぁと思って見ていましたが、そのうち、大仏殿の屋根から水がしたたり落ちているのに気が付きました。
確実に大仏殿に水がかかっていたことがわかり、もしもの時は鎮火できるかもしれないと思った私でした。










東大寺は「四聖建立の寺」とも称されるように、聖武天皇と、開眼の導師を勤めた婆羅門僧正菩提僊那さん、 良弁(ろうべん)さん、行基さん、この4人のおかげで東大寺はできたのですね~。

東大寺へ行くと、しみじみとそのことを思います。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする