二月堂の「功徳日(およく)」に行きたいと、ずっと思っていました。
東大寺二月堂功徳日(およく)は毎年8月9日に行われます。
観音菩薩の功徳日である8月9日に参詣すると四萬六阡日(しまんろくせんにち)参詣したのと同じ功徳が得られると言われているのです。
この功徳に「浴する」といった意味で「およく」と呼ばれるようになったそうです。
8月9日の一日参詣するだけで、46,000÷365日=126年、つまり一生分をはるかに超えるご利益があるとされています。少々厚かましい気もしますけれどね。
雨が降りそうな日でしたので、バスで出かけました。
時折傘が役立ちました。
8月7日に続き、またまた南大門を通りました。

鏡池の手前を右に折れ、二月堂参詣道を進みます。

手向山八幡宮の鳥居の下を通ります。

先ず手向山八幡宮にお参りしました。

鳥居の向こうにあるのが三月堂(法華堂)です。

三月堂の横を通り、二月堂へ。

八月行事
九日 功徳日およくび とあります。

園芸の販売車ではほおずきや野菜、花苗など売られていました。

二月堂に上ります。

長靴&着物姿の女の子。なんとかわいらしい!!

この水は飲めます。




二月堂では福引や功徳日限定で販売される「およく餅」「およくみたらし団子」の販売でにぎわっていました。
※福引券は万灯明(とうみょう)料をお納めしたらいただけます。(1口に対して1枚)
私は母の名前と私の名前で万灯明料(1,000円)を納めました。
観音守もいただきました。(400円)

観音守はこの赤色だけではなく、青やピンクや黄色等さまざまな色がありました。

眼下では鹿さんたちが草を食んでいました。
この鹿さんたちのおかげで草が大きくならず、二月堂の下はいつも緑色がきれいなのですね。

福引に並ぶ列が長く、私の後ろの男性は「なにぐずぐずしてるんや!!」と小声ながら、怒りのお言葉を何度も発しておられました。
隣に立っている奥さんと思われる女性はその度に「しかたないやろ。待ってたらそのうち順番がくるのだから…」と宥めている様子。
万灯明代を納めて、その結果として怒りの感情が湧きおこってくるとはなんともお気の毒なことです。
神仏の元です。せめてここではおおらかに生きたいものです。
雨はすっかりやんで、あかるくなり、生駒山がくっきりと見えました。

北の茶所で売られている「およくみたらし団子」

3の倍数で、好きな本数が買えます。
その場で食べる人あり、お持ち帰りの人あり。
私は9本(3本×3パック)テイクアウトしました。

みたらし団子の他に、「およく餅」も一箱(4個入り)買って持って帰りました。
回廊を下りました。
この景色も好きです。
左の木はザクロです。


雨に濡れて、二月堂全体がしっとりとしている感じでした。

およく餅(500円)

