とても天気の良かった11月13日(水)、東大寺の近くにある吉城園(よしきえん)の主棟で開催されている「塗師屋樽井展」を観に行きました。
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「塗師」は「ぬし」と読むそうです。
玄関の花ススキ ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/58/178d4b9852672265ef2cc33dcc37cd01.jpg)
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展示されているのは、奈良漆器。
奈良漆器は、正倉院宝物などにみられる貝殻を使った螺鈿(らでん)細工などが特徴です。
さすが正倉院のある奈良です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/03/72e4fc71702d48379569f5c44eb786bd.jpg)
螺鈿の飾り盆は、みごとなものでした。
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表面に乾燥した丁子(ちょうじ)をたくさん貼り付けている、お経を入れる筒もすてきでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/4c/201474e3d8ad15f9f22bc8fbfe841364.jpg)
これを購入された方は、ご自身の遺言状を入れる筒にとお考えだったそうです。
そういえば、薬師寺で写経するときは、道場入口にある「丁子」を口に含み、体内を浄めて、道場に入ります。そして、写経している間は口に含んでおきます。
丁子で飾られている筒は清浄なものということですね。
「香合」を「 印泥(練り朱肉)入れ」として使おうというお考えて購入された社長さんも。
ご自身の会社への愛の強さを感じました。
展示されている合鹿椀(ごうろくわん)を指しながら、「あの合鹿椀が気に入って、普段使いしています」と話している男性がいました。
漆器を使うという行動のハードルは高いと思っている私ですが、もっと気楽に使えばよいのかなぁと思いました。
しまい込んである、おじいちゃんの漆器や奈良漆器の銘々皿などを出してこようかなと思っています。
「塗師屋樽井展」は11月18日までです。
漆器に興味のある方も、ない方も是非ご覧ください。
きっと楽しい時間が過ごせます。
※入場無料
主棟の板絵 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/cc/242ba41644eae3ba0b6982883fbbc078.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/cc/242ba41644eae3ba0b6982883fbbc078.jpg)
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https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20241112/2050017216.htmlより引用
奈良で塗師の技を紹介する作品展
11月12日 12時51分
寺や神社の建物や仏具などを漆塗りで仕上げる職人、「塗師」の親子の技を紹介する展示会が奈良市で開かれています。
奈良市内の会場には奈良市の塗師、※樽井※禧酔さんと息子の宏幸さんの作品およそ80点が展示されています。
このうち※禧酔さんの「螺鈿飾盆(らでんかざりぼん)」は直径30センチ余りの漆塗りのお盆で、表面には夜光貝やトルコ石などを用いて豪華な螺鈿細工が施されています。
また、宏幸さんの新作の「梨地螺鈿念珠箱(なしじらでんねんじゅばこ)」は数珠を収める直径15センチほどの入れ物で、金粉をまいた表面に花やちょうの文様が螺鈿で施されています。
※樽井家は江戸時代後期から続く「塗師」で、作品は「奈良漆器」として奈良の社寺でも使われています。
会場には春日大社の神事で用いられるものと同じ技法で作られた朱塗りの盆なども展示されています。
※樽井宏幸さんは「身近に接することはほとんどない貴重なものなのでぜひ見てもらいたいです」と話しています。
作品展は今月18日まで奈良市登大路町の吉城園主棟で開かれています。
※タルは木へんに尊
※キはネに喜
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奈良で塗師の技を紹介する作品展
11月12日 12時51分
寺や神社の建物や仏具などを漆塗りで仕上げる職人、「塗師」の親子の技を紹介する展示会が奈良市で開かれています。
奈良市内の会場には奈良市の塗師、※樽井※禧酔さんと息子の宏幸さんの作品およそ80点が展示されています。
このうち※禧酔さんの「螺鈿飾盆(らでんかざりぼん)」は直径30センチ余りの漆塗りのお盆で、表面には夜光貝やトルコ石などを用いて豪華な螺鈿細工が施されています。
また、宏幸さんの新作の「梨地螺鈿念珠箱(なしじらでんねんじゅばこ)」は数珠を収める直径15センチほどの入れ物で、金粉をまいた表面に花やちょうの文様が螺鈿で施されています。
※樽井家は江戸時代後期から続く「塗師」で、作品は「奈良漆器」として奈良の社寺でも使われています。
会場には春日大社の神事で用いられるものと同じ技法で作られた朱塗りの盆なども展示されています。
※樽井宏幸さんは「身近に接することはほとんどない貴重なものなのでぜひ見てもらいたいです」と話しています。
作品展は今月18日まで奈良市登大路町の吉城園主棟で開かれています。
※タルは木へんに尊
※キはネに喜
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https://www.asahi.com/articles/ASSCC52HFSCCPOMB00GM.htmlより引用
寺社を支える塗師屋の技法、受け継ぐ父子の多様な「奈良漆器」作品展
今井邦彦2024年11月12日 10時15分
寺社の建物や神具、仏具などを漆で美しく仕上げる職人、塗師(ぬし)。「奈良漆器」の技術を継承してきた塗師父子の作品が並ぶ「塗師屋樽井(たるい)展」が、12日から奈良市登大路町の吉城園(よしきえん)主棟で開かれる。
樽井家は江戸時代末から代々、奈良で寺社などの仕事を請け負ってきた塗師屋。半世紀にわたり春日大社や唐招提寺、薬師寺などで数多くの仕事を手がけてきた樽井禧酔(きすい)(本名・喜之(よしゆき))さん(80)と、興福寺中金堂の論議台などを手がけた宏幸さん(50)の父子が、螺鈿(らでん)などの技法も駆使した箱や盆、椀(わん)など約100点を展示、販売する。
椀や盆など、ろくろびきの器具が中心の石川・輪島などの漆器と比べて、神仏具を中心に発展した奈良漆器には、板を組み合わせた「指し物」が多いのが特徴だ。この展示でも箱や八角形の鉢など、多様な形の作品が並ぶ。
禧酔さん、宏幸さんとも個展の経験はあるが、父子展は初めてという。宏幸さんは、貝を立体的な形に切り出して複雑な形の器にはめ込んだ「超絶技巧」の螺鈿作品も出展しているが、「建物の塗り替えから日用品作りまで、何でも手がけるのが塗師屋。来場者には、日常的に使いながら、長く受け継がれる漆器の良さを伝えたい」と話す。
同展は18日までの午前10時~午後5時。入場無料。問い合わせは宏幸さん(090・6914・0476)へ。(今井邦彦)
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吉城園(よしきえん)主棟の「塗師屋樽井展」を見た後は、吉城園の庭園をのんびり散策しました。
木々は赤や黄色に色づき始めていました。
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ツワブキの花 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/64/dcce7586bab3268e7b1dd6a7ddfb216e.jpg)
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千両の実 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/d1/ba0c14fa172dce90068524df87876b8f.jpg)
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クコ ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/50/31fed2ea8a3f80c129839a9bdec204e1.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/25/6e6d9f9a4183b301e887627902d384fa.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/6a/3348f5a2fd6acf26c1d7577601a335e9.jpg)
入園料無料で、こんなにゆっくさせてもらって、なんと幸せな時間でしょう。
ただ、園内は飲食禁止ですので、お弁当は広げられません。