1996y FIAT パンダ セレクタ アドリアブルー(ソリッド)
左HD AT(CVT)130,000km 車検2024/7
フルノーマル車、フルカバーホイルキャップも付いています。
ノーマルルーフすなわちWサンルーフ無し。これは珍しいんです。
このパンダセレクタは、フィアット正規ディーラーから販売された車両です。
その後に日本の保安基準に適合しなかった141パンダは 姿を消しました。
と言っても本国イタリアでは売っていました。 作っていたのはポーランドらしいです。
それを並行輸入したモデルがホビー、ヤングと呼ばれていたグレードです。
もっとありました。日本で4ナンバー になるような前2座・後部座席なし、カーペット、
バイザー、色ガラス、サイドモール、もちろんクーラーもレス仕様。
エンジンも1,100cc(OHC) 900cc(OHV)など。
この年式のボディー色は殆どメタリックでした。
その中でソリッドブルーは人気がありました。
アドリアブルーきっとアドリア海はこんな色だったのでしょう。
と言っても色はキレイなんですが、塗装がそれなりに劣化しています。
ピカピカでないのは確かです。オールペイントするには少し勿体ない気がします。
PANDAはくたびれている位がちょうどイイとも考えたりします。
そんな事を言ってもお客様の好みに合わせますので、やっぱり折角憧れのブルーPANDAに
乗るのだからキレイにして乗りたいとお思いの方は塗装も含めて購入できます。
あくまでも個人的主観ですが・・
服でも古着好きな方もいらっしゃる様に、まさに私がそうなんですわ。
雰囲気があってイイと思いますよ。
14インチスチールホイルにホイルカバー。
鍵穴が突起しています。キーを入れ親指で押し、4本の指を凹みに入れてドアを開ける。
この車は、社外品キーレスが付いています。
元は、長方形のサイドマーカーを丸形の物にしています。
ハンドルは、純正です。前後シートはそれなりに経年で褪色していますが破れはいません。
正規では、シート生地は手に入りませんが個人で売りに出しているのを見たことはあります。
ただし、生地があっても縫製をしなくてはいけません。昨今、専門業者さんが激減しています。
なぜなら若者がやりたがらない仕事に入っているのかもしれません。かなりの重労働ですからね。
パワーステアリングは付いていません。いわゆるオモステです。
と言っても回せない位重くはありません。現にホリイトレーディングでも最近、
女性の方に、PANDA5速マニュアルを売りました。
ボディーのわりに車中は広いです。4人乗り。
左ハンドルだから欲しい人もおられると思います。
中々この小ささでは無いですね 。
う~ん、いつ見てもシンプル! 無駄な物が一切付いていません。
中央より少し右側に付いているのがエアコンでなくクーラーです。ハンドル右横がヒーターなんです。
計器はスピードメーター、ガソリンメーターのみ
クーラーの調子はすごく良く効いています。
エアバッグのないハンドルが純正ですからねー。
イモビライザーはこの頃のは装備してます。
ガソリンメーター下は、水温計がないので警告灯で 知らせます。
その横には各ワーニングランプ類。
ヒーターレバー、ヘッドライト、熱線、ハザード、リアワイパー、リアフォグがひとかたまりに。
ディーラー物の時計は標準装備。
今は見なくなったシガーライターとキャタライザー警告灯。
リアシートに大人の人は普通に乗れます。
ドア、ダッシュ辺りの樹脂は劣化しています。この辺は外してリペア可能なんです。
リアシートを倒すとラゲッジボードも一緒についていきます。
全部倒すと物は沢山積めます。
この時代ヨーロッパ小型車はスペアタイヤの置き場がないのでエンジンルームに入れていました。
エアバックの役目もはたしているのでしょうか?
1100cc OHCエンジン 丈夫にできています。 少々走行距離がでても問題無いです。
ホリイトレーディングのお客様で一番走っているのは、300,000kmで
つい最近1回目のクラッチO/Hでエンジンはそのままです。
130,000kmは未だその半分ですのでまだまだいけそうですよ。
PANDAは欲しいがオートマ免許の方どうぞお待ちしております。
written by ナースK