皆さんこんばんは。
インターンNです。本日は、整備日記をお届けします。
PW不具合で帰ってきたゴルフ6
こちらのゴルフ6は、先日車検+パワーウィンドウ不良等でご入庫頂きました。
具体的には、運転席側ウィンドウのみオートで閉まらないという症状。
出来るだけ低コストでの修理というご相談であったため、
某オークションサイトにて、ゴルフ用より遥かにリーズナブルであったゴルフヴァリアント用のPWモーターを流用できると踏み調達。
作業中の図
取り付け。やはりモーターが原因だったようで、運転席側PWはオートで閉まるように!
念のため、運転席からの助手席、後部座席ウィンドウの開閉テストもOK!
と、喜んだのもつかの間
右後部座席のドアロックとパワーウィンドウロックが機能しないという症状 が発覚・・
※パワーウィンドウロックは、後部シートのお子様などが乗られている場合、安全のため開閉ができないようにするあの機能です。
スキャンツールを使用しエラーを洗ってみますと、
「運転席ドアと右後部ドアの通信エラー」を発見。
実は、これらのモーターはコンピュータ(←集中ドアロックやPWロックを制御している)一体型につき、
交換したヴァリアント用コンピュータが悪さをしている可能性がある・・
ゴルフ用純正パワーウィンドウモーターユニット
コンピュータが不適合という見立てで、
背に腹は変えられず、高いゴルフ用を購入。(スミマセン、最初からそうすれば良かったです)
さっそく取り付け、テスト。
運転席からのドアロック、PWロック機能OK!
全く同じ品番のパーツに交換したのだから当然ともいえる。
と、喜んだのも束の間(2回目)
今度は 運転席ウィンドウがオートで閉まらない(堂々巡り!)
いろいろ試すと、モーターの具合が悪く、不良品をつかまされたようです
困った・・
ここで条件を整理すると↓
・ゴルフヴァリアント用のモーターは元気、だけどコンピュータが不適合
・新しく買ったゴルフ用はモーターが不良、コンピューターはもちろん適合している
そうなんです、ヴァリアントのモーターに純正コンピュータをドッキングできれば良いのです。
外れたコンピュータ単体の図
あっさりできました。一体型という先入観を早く捨てるべきだった・・。
元気なモーターと、適合するコンピュータが揃い
無事、運転席からロック、オート開閉など全ての機能を果たすことができるようになりました!
モーターとコンピュータの組み換えがどの車種同士でも可能ではな訳では無いと思いますが、
今回余ってしまったモーターやコンピュータは、今後使用できる可能性があるためストックしておきます。