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製作したブレーキマスターSYL遮熱板
事の発端は、クーラー取付した2000GTVのブレーキマスターSYLがエキゾーストマニの発熱の影響を受け
とても熱くなることでした。
純正の鋳物のエキマニでは問題ありませんが、この個体はオートスプリント製のヘッダーに交換しました。
エキマニパイプの発熱は半端なく熱くなります。
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効果的な遮熱版
この遮熱版効果で、マスターSYLへの熱害は大幅に削減出来ました。
マスターに触れると明らかに温度は低いです。
ここからが本題となります。
かのような遮熱板はポピュラーではありますが、市販されてませんから一品製作するしかありません。
アルミ板から切り出すだけですが、意外に寸法取りからして面倒です。
寸法から切り出すまでのマニュアルでもあればこの限りではなく比較的短時間で製作出来るでしょう。
そこで、Drがこの遮熱版の作成マニュアルを太っ腹で公開しちゃいます
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対象のブレーキマスターはアルファでもポピュラーなATEやBonardiの一般的なタイプです。
先ず、材料と道具を用意しましょう。
■ アルミ板1mm(厚さは適当ですが厚いほど工作は難儀)
■ 切り出し工具(鉄ノコ、金切りハサミ、カッター等)
■ ドリル10mm(マスターへの取り付け穴開け)
■ けがき道具、スケール等
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寸法取りの図(cm) ラフでスイマセン
ここからカットしたり穴を開けたりするのですが、長い距離のカットは鉄ノコがお奨めでハサミは難儀です。
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えぐるのはニプリングツールが便利
比較的安価で入手出来て直線カットにも使用出来ます。
2,000円前後で買える
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穴開けは10mmくらい
特にボール盤は使用しなくても可能です。
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ブレーキパイプ逃がしも加工
その他個体により隣の冷却水のリザーバーに干渉したりするので多少のサイズ調整は必要です。
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折り曲げ機を使用
こちらも特に不要で万力を使えば代用できます。
お財布に優しいとも言えない価格
今回は体裁を重視して使用しましたが、綺麗に直角に曲げられました。
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完成!
先ず先ずの出来栄えでしたが、初回でもあり結構時間が掛かりました。
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効果的面!
アルミ板自体が熱を反射しますので、思ったよりも効果は認められました。
かのような遮熱板は一部の国産車用以外は市販されてませんの製作するしかありません。
一からの製作は面倒ではありますが、完成すれば達成感が無きしもあらずです
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工作するのはホンっとに楽しいですネ!
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