(24日、キーウで記者会見するウクライナのゼレンスキー大統領=ロイター【2月26日 読売】)
【中国和平案 ロシア 歓迎、米 否定的】
中国外務省が24日、ロシアとウクライナの双方に対し「互いに歩み寄り、できるだけ早期に直接対話を再開することを支持する」と表明し、全面的な停戦を目指すよう呼び掛けたことは、同日ブログ“中国 王毅氏のロシア訪問で連携をアピールするも慎重対応は崩さず 米は中国のロシア接近を牽制”でも最後に取り上げました。
同ブログでも書いたように、ロシア軍のウクライナ侵攻1年にあたり、中国の“公正かつ客観的立場”をアピールするものですが、停戦に向けた具体策は示されていません。
中国としては、ロシアと協調してアメリカに対抗するという形がとれれば一番望ましいのでしょうが、さりとて、いつ沈むかわからないプーチン大統領の泥船に乗り込むのは厄介ですし、ロシア支援を明確にしてアメリカとの関係が更に悪化するのも困る・・・あと、ウクライナとも中国は関係が深い・・・ということでの“公正かつ客観的立場”でしょう。
ただ、これまでウクライナ問題から距離を置いてきた感のある中国が、停戦案を持ちだしたことはそれなりの反響も呼んでいるようです。
ロシアは中国の停戦案を歓迎しています。
****中国文書「高く評価」=ロシア外務省****
ロシア外務省は24日、同国によるウクライナ侵攻から1年に合わせて中国が双方に対話を促す文書を発表したことについて「平和的手段によってウクライナ紛争の解決に貢献したいという、中国の友人の心からの願いを高く評価する」と表明した。ザハロワ情報局長名で声明を出した。【2月25日 時事】
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ロシアが歓迎するということは、現状で停戦交渉となればロシアにとって有利な結果になる可能性が高いということでもあり、アメリカは相手にしない構えです。
****バイデン氏、中国の12項目提案に否定的見解「ロシア以外の誰も利することはない」****
バイデン米大統領は24日、米ABCニュースのインタビューで、中国外務省がウクライナ侵略の政治解決に向けて発表した12項目の提案文書について、「ロシア以外の誰も利することはない」と否定的な見解を示した。
バイデン氏は、「ウクライナにとって不当な戦争の結果を、中国が交渉するのは合理的ではない」とも述べた。
中国の提案を巡っては、ブリンケン国務長官も24日、別のインタビューで「中国は中立的な立場で平和を追求していると見せかけ、ロシアの誤った言説を広めている」と指摘した。
項目に「主権の尊重」が入っていることに触れ、「プーチン露大統領がウクライナの主権を無視していることが問題の核心だ」と批判した。【2月26日 読売】
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【ウクライナ 一定の期待も ゼレンスキー大統領、習近平主席との会談も希望】
一方、ウクライナ・ゼレンスキー大統領の反応はやや微妙。
****中国「12項目」文書にゼレンスキー氏「当事国だけが和平案を提案できる」****
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は24日、ロシアによる侵略開始から1年に合わせて記者会見を開いた。中国外務省が、ウクライナ危機の政治解決に向けた文書を発表したことに対し、「戦争の当事国だけが和平案を提案できる」と慎重な立場を示した。一方で、 習近平シージンピン 国家主席と会談する用意があると明らかにした。
ゼレンスキー氏は12項目の中に「いくつか同意できない項目がある」と述べ、ウクライナの領土保全や露軍のウクライナからの撤退などが明記されていないことに不満をにじませた。
ウクライナは、露軍の完全撤退や全領土の返還などを求める「10項目の和平案」を公表している。ウクライナの外相は24日、地元メディアに対し、中国が項目に「一方的な制裁の停止」を盛り込んだことについて、「(対露)制裁は重要な手段で制裁停止には同意できない」と述べた。(後略)【2月26日 読売】
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上記のように実質的にウクライナの領土奪還を断念させ、ロシアを利することになりかねない中国案の内容については不満を表明していますが、一方で、中国がウクライナ問題に腰を上げたことについては一定に評価する考えも示しています。
****ゼレンスキー大統領 中国の停戦呼びかけ文書評価も 今後に注視****
ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ロシアによる軍事侵攻から1年となったのにあわせて記者会見を行い、中国がロシアとウクライナに対話と停戦を呼びかける文書を発表したことについて一定の評価をしたうえで、今後の中国の出方を注視する考えを示しました。(中略)
中国が発表したロシアとウクライナに対話と停戦を呼びかける文書について「中国がウクライナのことを話し始めている。これはよいことだ」と指摘し、一定の評価をしました。
そして「この先、どうなるか分からないが、次のステップ次第だ。中国がロシアに兵器を供給しないと信じたい。これが非常に重要だ」と述べて、今後の中国の出方を注視する考えを示しました。(後略)【2月25日 NHK】
そして「この先、どうなるか分からないが、次のステップ次第だ。中国がロシアに兵器を供給しないと信じたい。これが非常に重要だ」と述べて、今後の中国の出方を注視する考えを示しました。(後略)【2月25日 NHK】
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更に、ゼレンスキー大統領は習近平国家主席との会談を希望する旨も語っています。
****ゼレンスキー氏、「習主席との会談を予定」 中国の和平案提案を受け****
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は24日、ロシアの侵攻開始から1年を迎えたのに合わせて首都キーウで記者会見を開いた。
ゼレンスキー氏は、同国での戦争終結に関する中国政府の提案について協議するため、習近平国家主席との会談を計画していると述べた。
中国は、和平交渉や国家主権の尊重などを提案している。 内外の記者を大勢招き、その質問に2時間以上にわたり原稿なしで次々と答え続けたゼレンスキー氏は、中国の和平案について質問され、平和実現の方法探しに中国がかかわっていることの表れだろうと述べた。
その上で、「中国がロシアに兵器を提供したりしないと、本当に信じたい」とした。
ただ、中国の和平案に盛り込まれた12項目には、ロシアがウクライナから自軍を撤退させなければならないとは明記されていない。また、ロシアに対する「一方的な制裁」の使用を非難する内容が含まれており、ウクライナに協力する西側諸国を暗に批判しているとみられる。
中国当局はこれまでのところ、習氏との首脳会談を呼びかけたゼレンスキー氏の申し出に、公式には反応していない。(後略)【2月25日 BBC】
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ウクライナと中国はこれまで「ワクチン外交」などで一定の関係が構築されており、今回和平案についても一定の“期待”があるようです。
****ウクライナ停戦に乗り出す中国 雪解けか中露ブロックか****
ロシア軍のウクライナ侵攻開始から1年。中国がここにきて戦闘停止と和平の仲介に向け積極的な姿勢を見せ始めた。2月24日には、ウクライナ危機の政治解決に向けた「中国の立場」を示す文書を発表し、エスカレーション抑止を呼びかけた。
モスクワでプーチン大統領と会談した王毅共産党政治局員は今春にも予定される習近平国家主席の訪露の地ならしを行ったとみられ、ゼレンスキー大統領も中国の仲介は「心強い」として会合を希望している。
1年の死傷者数は32万人超。戦争の先行きが見えない中で、両国の最大貿易相手国でもある中国の和平案は事態を好転させる期待感がある。
しかし、プーチン政権寄りの姿勢を見せれば、ウクライナは反発し、このことをきっかけに一気に西側諸国と対峙する中露ブロック結成につながるリスクもはらむ。
ロシア、ウクライナともに関係を深めていた中国
(中略)一方で、14年の首都キーウの中心部を占拠した市民と治安部隊が衝突した「マイダン革命」以降、脱ロシアが顕著になったウクライナにとっても、国内のあらゆる社会・経済層で中国の存在感は増していた。
21年4月、ゼレンスキー政権は中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)が開発した新型コロナウイルスワクチンの使用を承認。パンデミックが拡大する中で、ウクライナは欧州諸国の中でもワクチン接種プログラムは後れを取っており、保健省は声明で「このワクチンは信頼できる」と説明した。自らの影響力を高めようとする中国の「ワクチン外交」を受け入れた。
21年3月には今後のさらなる発展を促進させるため、中国国民を対象にビザ(査証)を免除することを決めた。22年は奇しくも両国が国交を樹立して30年にあたり、ゼレンスキー大統領と習主席が正月に30周年を祝う電報を交換している。
これまで、両国の仲裁にはトルコのエルドアン大統領が間に入り、精力を注いできた。昨年8月には、アフリカ諸国などでの食糧危機打開のため、黒海上に安全な海の回廊を作って、タンカー船の航行を再開させるなどの成功例はあったが、戦闘停止にまで至ることはなかった。むしろ、犠牲者数は膨らむ一方だった。
習近平の和平12提案の意味
ウクライナ側に第一印象として中国の和平案への期待感が広がったのは、王氏がミュンヘンでウクライナのクレバ外相とも会談し、この戦争におけるウクライナ側の譲れない一線に理解を示したことだ。
クレバ外相は「中国は戦略的パートナー」と述べ、「領土保全の原則は両国にとって神聖であることを確認した」のだという。
23日、記者会見に応じたゼレンスキー大統領は習氏との会談の可能性に関する質問にふれ、「中国との会合を希望する。こうした会合は現在、ウクライナの国益にかなう」「大きな影響力を持つ国を含む多くの国が、ウクライナの主権を尊重しながら戦争終結に向けた方法を検討すれば、より早く実現する」と語った。(後略)【2月26日 WEDGE】
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【これまでの“及び腰”から“人気取り作戦”に変わった中国】
これまで両国の交渉による解決を呼びかけるだけで、どちらかと言えば仲介に及び腰だった中国の姿勢に変化が起こった理由として、上記記事は以下の3点をあげています。
“①戦争によって不確実性が高まり、長期化は中国の発展や国内情勢にもマイナス面をもたらす、②ウクライナ危機の解決に関与し、欧米への発言力を高める、③大国としてのイメージをあげ、アフリカ・アジアなどの「グローバルサウス」諸国への影響力を高める――ことが背景にあるとみられる。”【同上】
BBCは、中国和平案、それに先立つ外交トップの王毅氏の欧州歴訪の中国側の意図について、本気で戦争終結を目指して関係国を説得するというより、アメリカ主導の世界秩序とは異なるビジョンを示すことで「グローバルサウス」の支持を得ようとしていること、緊張が高まっているアメリカに対する「強気なメッセージ」、欧州の一部を中国の側に引き込めないかという試みをあげています。
****なぜ中国はウクライナをめぐる人気取り作戦に出たのか****
この1年間、西側諸国の首脳陣はウクライナでの戦争を終わらせるため、自分たちに協力するよう中国を説得しようとしてきた。そして今、中国政府はこれまでで一番はっきりした反応を示したものの、それは西側の大勢が求めていたものではなかった。
中国はここ数日、人気取り活動を精力的に繰り広げている。外交トップの王毅氏の欧州歴訪は、モスクワでのウラジーミル・プーチン大統領による温かい歓迎で締めくくられた。
中国はこれまでに2つの方針書を示している。1つ目は中国なりの戦争解決方法を提示したもので、もうひとつは世界平和への計画書だ。これは昨年の中国の論点の焼き直しで、(ウクライナの)主権尊重を呼びかけ、(ロシアの)国家安全保障上の利益保護を求め、(アメリカによる)一方的な制裁に反対するものだ。
西側諸国はこれに感心しないだろう。しかしそももそも中国はおそらく、西側の説得を主眼としていない。
中国の目標:アメリカへの明確なメッセージ
まず、中国は明らかに、世界の平和を形作る仲裁者を目指している。方針書のひとつでは、東南アジアやアフリカ、南米など、いわゆる「グローバルサウス(世界の南側に偏っている途上国)」に関わっていくと記されており、中国が誰の機嫌を取ろうとしているのかは明らかだ。
西側諸国がウクライナ危機をどう扱うか注視している国々に、中国はアメリカ主導の世界秩序とは異なるビジョンを示すことで、支持を得ようとしている。
一方で、アメリカに明確なメッセージを送ることも、中国の目標のひとつだ。
豪ニューサウスウェールズ大学の中ロ関係専門家、アレクサンデル・コロレフ博士は、「強気なメッセージでもある」と指摘した。
「米中関係が悪化しても、こちらには手がある。ロシアは孤立していない。ということは、対立があっても中国は孤立しない。気楽に中国をいじめられると思うな……そういう警告が、中国の姿勢には込められている」
中国がこのタイミングで動いたことも、その意図の手がかりになっていると専門家たちは言う。米中関係は、偵察用との疑いのある気球騒動によって、これまでになく悪化している。戦争終結を助けることが本当に中国の狙いなら、なぜ今になって初めて、ウクライナ和平への大々的な外交努力を始めたのかと、疑問視する声もある。
コロレフ氏は、「中国にはリーダーシップ発揮の機会がこれまでもたくさんあったし、早くから戦争終結に貢献するよう求められていあ(中略)もし真の意味で世界的な指導者としてのイメージを示すことが目的なら、1年間も遠くから傍観して外交術で巧みに切り抜けようとする必要もなかった」と指摘する。
3つめの目標は、王氏の旅程表に表れているかもしれない。
王氏はフランス、ドイツ、イタリア、ハンガリーという、ロシアに対する姿勢が相対的に特に強硬ではなかった諸国の指導者たちを訪問した。王氏は、欧州の一部を中国の側に引き込めないか、具合を試していたのかもしれない。
中国政府はこれらの国々の「利害関係が論理的に収束」するものとみている。上海の華東師範大学の国際政治経済専門家、張昕副教授はそう指摘する。
「アメリカには覇権国としての力があるが、大西洋を超えた大部分の地域は、アメリカの覇権システムから切り離された方が得策だと、中国政府は考えている」のだという。
しかし、中国がこの目標を達成できるのかは疑問だ。王氏はミュンヘン安全保障会議で演説してアメリカを批判したが、アメリカを強固に支持する盟友諸国が集まった会議の場では、その言い分はあまり歓迎されなかった。むしろ中国の真意に対する不信感が増しただけだと言う外交官もいた。
米シンクタンク「ジャーマン・マーシャル財団」で欧中関係を専門するアンドリュー・スモール上級研究員は、「王氏の欧州歴訪には、明確なメッセージがあった。『中国と欧州の間には、特になんの問題もない。中国とアメリカの間には、問題がある。中国は欧州の皆さんと一緒に問題を解決できる。皆さんは、アメリカが欧州を連れて危険な道を突き進んでいると理解するべきだ』と、欧州に向けて強調していた」と話した。
「だが、このメッセージは欧州のほとんどの場所で、あまり支持されなかったと思う」と、スモール氏は指摘した。【2月26日 BBC】
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【欧州要人の訪中の動きも】
中国の欧州への働きかけが「欧州のほとんどの場所で、あまり支持されなかった」かどうか・・・そこはわかりません。
前出のゼレンスキー大統領の習近平主席との会談希望以外にも、(中国の姿勢とは一線を画しながらも)欧州側からの中国へのアプローチが明らかになっています。
****欧州委員長とEU大統領訪中も、今年半ばまでに=中国大使****
中国の傅聡・駐欧州連合(EU)大使は、欧州委員会のフォンデアライエン委員長とEUのミシェル大統領が2023年上期に中国を訪問する可能性があると述べた。中国共産党系紙「環球時報」が伝えた。
傅氏は24日に掲載されたインタビュー記事で、両氏訪問の準備が進んでおり、EUと中国の「非常に頻繁なハイレベル相互訪問」が間もなく始まる見込みだと語った。
双方はウクライナ戦争を巡り異なる立場を取っており、EU側は中国が侵攻と呼ぶことや、ロシアにウクライナ領土からの撤退を求めることを拒否していると批判している。
傅氏は、ウクライナを巡るEUの中国批判は「非常に不合理」だとし、中国はこの問題がEUとの関係発展に影響を与えることを望んでいないと述べた。
中国外務省は24日、ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場を示す文書を公表。これを受け、EUのアルビニャーナ駐中国大使は「侵略する側とされる側がいることは明らかなのに侵略者への言及がないのは奇妙だ。(侵攻は)は違法かつ理不尽」とし、文書に懸念を示した。【2月27日 ロイター】
傅氏は24日に掲載されたインタビュー記事で、両氏訪問の準備が進んでおり、EUと中国の「非常に頻繁なハイレベル相互訪問」が間もなく始まる見込みだと語った。
双方はウクライナ戦争を巡り異なる立場を取っており、EU側は中国が侵攻と呼ぶことや、ロシアにウクライナ領土からの撤退を求めることを拒否していると批判している。
傅氏は、ウクライナを巡るEUの中国批判は「非常に不合理」だとし、中国はこの問題がEUとの関係発展に影響を与えることを望んでいないと述べた。
中国外務省は24日、ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場を示す文書を公表。これを受け、EUのアルビニャーナ駐中国大使は「侵略する側とされる側がいることは明らかなのに侵略者への言及がないのは奇妙だ。(侵攻は)は違法かつ理不尽」とし、文書に懸念を示した。【2月27日 ロイター】
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****仏大統領、4月初旬に中国訪問 ロシアへの圧力で協力要請****
マクロン仏大統領は25日、4月初旬に中国を訪問すると明らかにした。ロシアによるウクライナ侵攻を終わらせるため中国の協力を要請する。
中国外務省は24日、ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場を示す文書を公表し、危機が制御不能になるのを回避することを望むと表明した。
マクロン氏は国際農業見本市を視察中に記者団に対し「中国が和平に向けた取り組みに関与しているのは良いことだ」と評価した。
その上で「ロシアが化学・核兵器を決して使用しないようわれわれが圧力をかけるのを中国は手助けする必要がある」と述べた。【2月27日 ロイター】
中国外務省は24日、ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場を示す文書を公表し、危機が制御不能になるのを回避することを望むと表明した。
マクロン氏は国際農業見本市を視察中に記者団に対し「中国が和平に向けた取り組みに関与しているのは良いことだ」と評価した。
その上で「ロシアが化学・核兵器を決して使用しないようわれわれが圧力をかけるのを中国は手助けする必要がある」と述べた。【2月27日 ロイター】
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中国のウクライナ問題への関与姿勢、あるいは“人気取り作戦”は、それなりの効果をあげているようにも見えます。