孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

ウクライナ大統領緊急訪米 逼迫した情勢で「ここで支援の手を緩められたら困る」という思いか

2022-12-21 23:34:34 | 欧州情勢
(東部の最激戦地バフムートを訪れ、軍人への叙勲を行ったゼレンスキー大統領【12月21日 UKRINFORM】)

【戦況の実際は?ロシア軍劣勢が報じられているが、ウクライナ軍も苦境にあるとの指摘も】
ウクライナ戦争の戦況については、9月以来のウクライナ軍の反攻、ロシア軍の士気の低さ、武器・弾薬の不足、指揮命令系統の崩壊などが連日のように報じられてはいますが、日本のメディアが報じる情報は主にウクライナ、及びウクライナを支援するアメリカなどからのものであり、プロパガンダ的様相もあるのでは・・・と疑ってみる必要もあるのかも。

そうした趣旨で、普段報じられている情報とは全く異なる、ウクライナ軍の“崩壊寸前”とも言うべき苦境を伝える記事を紹介しておきます。(長い記事で、半分以上割愛しましたがそれでも・・・)

****本格攻勢に出始めたロシア軍と崩壊寸前のウクライナ軍****
12月12日頃からロシア軍(露軍)の本格的な冬季攻勢が開始された模様である。今冬で露軍が勝利しウクライナ戦争に決着が着くかどうかの分岐点に差し掛かっている。

東部ドンバスの要衝バフムートの攻防
東部ドンバスのバフムートは、かつては人口7万人のワインと岩塩採掘で有名なドンバスの中心都市の一つであった。

しかしバフムートは、2014年のマイダンクーデター以降、8年間にわたりNATO(北大西洋条約機構)の支援を受け要塞化されてきた。(中略)同市の市街地は、コンクリートで固められた地下掩体壕が張り巡らされ、要点には戦車や火砲、ミサイルなどが配備され、堅固な要塞と化している。

ウクライナ軍(宇軍)の砲兵部隊の司令部がかつて所在していたが、現在は東部ドンバスの宇軍防御陣地帯の中郭拠点、補給中枢となっている。バフムートは交通の要衝でもあり、市の西側には鉄道が南北に走り、高速道路も東西に走っている。

今夏以来の露軍の猛攻に耐えて、バフムートが持ちこたえてきたのは、備蓄された膨大な弾薬、装備、食糧などと、それを背後から支えてきた兵站補給線が確保できたためであろう。

バフムートには兵員も多数増援のため送り込まれた。守備兵力は約2万人だったが、当初守備していた宇軍正規軍は大規模な損害を受け、増援兵力がヘルソン正面などから増援された。

しかし、増援兵力の多くは市街戦に不慣れな特殊部隊と訓練不足の予備役兵のため損害が続出し、それを補うためNATO各国の軍人が数千人規模で契約軍人などとして宇軍の戦闘服で戦闘員として送り込まれた。

中でも多数を占めたのがポーランド軍だが、損害も多く約5000人の死傷者が出たとの見方もある。
ウクライナ戦争での各国軍人の死傷率について、ポーランド軍は4%とみられている。また、HIMARS(High Mobility Artillery Rocket System=高機動ロケット砲システム)などの米軍の最新装備は主に米軍人により操作されており、派遣された米軍の死傷率は1割に上るとの見方もある。

11月以降、露軍は堅固なバフムート要塞に対し東側から引き続き攻撃を加えつつ、南北の市街地近郊地域から後方連絡線に対する両翼包囲攻撃を行っている。12月に入り南翼から包囲した部隊は、バフムート西方の丘陵地帯の制圧を進め、後方連絡線の鉄道に迫っている。

露軍は正規軍だけではなく、傭兵、ワグネルなどの民間軍事会社、刑務所などからの徴収兵なども投入してバフムート攻略を進めている。

12月15日付のバフムートの戦況については、次のような分析がある。
「バフムートは、半年間にわたる塹壕戦や砲撃の応酬、正面攻撃を伴う激戦により、『肉ひき機』と呼ばれるようになった」(中略)

宇軍の戦力は枯渇しつつあり、抵抗能力喪失の兆候が出ている。ウクライナ国防省とロシア国防省双方の発表と衛星画像から推定した戦況推移見積りによれば、宇軍は12月に入り一部撤退を開始した模様である。

12月12日頃には、露軍がついにバフムート東部の陣地線に突入し、同市中心部に向かい攻撃前進を続ける形勢になっている。(中略)

宇軍に大損害をもたらした露軍の消耗戦略
露軍は、今夏から意図的組織的に消耗戦略を採用し、成果を挙げつつある。(中略)

カナダの有名な狙撃手が義勇兵として宇軍に参加し、今年5月に帰国した。彼は、東部ドンバスの戦場を「地獄だった」、建物がミサイル攻撃で瞬時に破壊され、建物を逃れても戦友が狙撃や砲撃などで次々に死んでいったと語っている。(中略)

ジャベリンは射程不足で敵戦車から一方的に撃たれるだけだった、カナダは武器の支援などはしても戦闘には参加すべきではないと証言している。

今年5月の時点で既にこのような状況だったことは、当時のメディア報道の内容と食い違っており、後述する西側の戦時プロパガンダの実態が浮き彫りにされる事例である。(中略)

宇軍は今年9月から10月にヘルソン西部やバフムート周辺で反復攻勢を行ってきた。しかし、その攻勢は十分な対空・対地火力の掩護も戦車その他の装甲車両の支援もなく、歩兵主体で行われ、大規模な損害を出したと思われる。

特にヘルソン西岸での攻勢は、航空掩護もないまま、隠れる場もない平坦開豁地で強行されたため、大規模な損害を招いたとみられている。

露軍は意図的に消耗戦略の一環として後退行動とその後の遅滞行動をヘルソンとハリコフで行ったとみられる。(中略)露軍は、ヘルソンではドニプロ川東岸から西岸に砲撃を加え続け、ハリコフ州では攻勢に転移している。

宇軍の航空戦力は、劣勢に立たされている。(中略)航空機の活動は、露軍が1日100〜200出撃に対し宇軍は10出撃以下であり、現在はNATO供与の攻撃ヘリと無人機が宇軍の航空攻撃の主力となっている模様である。

ただし、露軍の対空ミサイル網は世界で最も濃密と言われ、電波兵器の性能も優れている。このため、開戦当初はトルコ製の無人機「バイラクタルTB2」などの活躍が伝えられたが、宇軍の無人機は露軍の電波兵器による無力化と対空火網による撃墜によって、その後目覚ましい戦果は挙げていない。

他方、イラン製ともイラン製に基づきロシアが数千機を量産しているともみられている1機約3万ドルの安価な露軍の無人機は大量に使用され、弱体化した宇軍の対空火網に飽和攻撃をかけ、戦果を挙げている模様である。

崩壊寸前の宇軍兵力の実態
宇軍の地上軍の損耗については、今年3月21日からウクライナに義勇兵として赴き、英国に戻った英国軍人は概要以下のような証言を行っている。

「ポーランド国境から20キロの国際協力センターに約千人の豪・伊などの兵士と駐留していたところ、露軍の500キロ弾頭の3M-54巡航ミサイルの集中攻撃を受け、建物は粉々になり大量の装備・弾薬は破壊され約千人の死者が出た」

「30人の小隊には小銃3丁と短機関銃2丁しかなかった。ミサイルは各建物に正確に命中した。前線の塹壕戦は悲惨で、食糧も水も不足し1週間で病気になった」 3月時点で既に、宇軍は露軍のミサイルの精密攻撃によりこのような被害を受けていた。

6月2日のユーチューブによれば、セベルドネツクでは大量のウクライナ兵が投降したが、その原因は、食糧、弾薬、重装備の補給が途絶え車両も破壊され、負傷しても救護されず死ぬしかなく、士気が極端に低くなったためとされる、投降兵のインタビューなどが報じられている。(中略)

11月27日付「ニューヨークタイムズ」紙のバフムートの戦闘に関する現地報告では、(中略)、宇軍、露軍ともその死傷者数は(11月11日のマーク・ミリー統合参謀本部議長発言に基づく)米国防省の約10万人との見積もりも紹介されている。

他方で、宇軍は弾薬不足にも陥っているとみられる。宇軍は「米国の武器補給は無限にあるとの誤った仮定に立ち、持続不可能な速度で弾薬を射耗している」と米国防省が懸念しているとも述べられている。(中略)

ただし、この米国防省のウクライナ軍の損耗が約10万人とする見積もりや戦死者数が1.3万人との見積もりは過小評価とみられる。ダグラス・マグレガー退役米陸軍大佐は、宇軍の12月初旬の残存戦力は、ポーランド軍、米英の傭兵などを除き、約19.4万人と見積もっている。また、露軍1人に対する宇軍の戦死者数は8〜10人に上るとも述べている。(中略)いずれにしても、宇軍は予備役も含めほぼ壊滅状態と言えよう。

そのような中で、露軍の冬季攻勢に対峙することになる。本来ならば、これ以上戦争を継続しても露軍にさらなる国土占領を許す結果になるのではないかと危惧され、停戦交渉に応ずるべき時期にきていると言うべきであろう。
しかし、ゼレンスキー大統領は、占領地域全域を奪還することを主張しており、交渉に応ずる気配はない。

今後予想される深刻な戦死傷者と難民増加
現在前線で主力となり戦っているのは、約4万人のポーランド軍、3万人のルーマニア軍など計約9万人のNATO軍であり、彼らは宇軍の戦闘服で戦闘に参加している。また英国はウクライナ兵を英国内で訓練して送り返し、ウクライナの戦場に投入している。(中略)

ウクライナ戦争に義勇兵、契約軍人などとして参加したNATO等各国兵士の損耗率は、英軍豪軍仏軍は3%、ポーランド軍4%、韓国軍5%、米軍は10%に上っているとの情報もある。(中略)

数百万人のウクライナの一般国民も物流の停滞と停電、断水に悩まされ生活が困難になっている。特に寒冷期を迎え、暖房用燃料が不足して凍死者が出る恐れも高まっている。

停電、水、食糧、医療の不足などにより、数百万人単位の国内避難民が生じ、今後冬季に入り、ウクライナからポーランドなど周辺国に400万人以上の新たな難民が流入するのではないかと危惧されている。(中略)戦後復興とともに、難民の支援とその後の処遇も問題となるだろう。

冬季を迎え、塹壕戦内で凍死しあるいは低体温症、飢餓で死亡する兵士が宇軍に多発し、一般市民も同様の深刻な事態に追い込まれ、大規模な難民や死者が発生することが危惧される。【12月21日 矢野 義昭氏 JBpress】
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上記記事内容が正確なのか、あるいはロシア側に偏ったものなのか・・・そこらはわかりません。
(特に、“現在前線で主力となり戦っているのは、約4万人のポーランド軍、3万人のルーマニア軍など計約9万人のNATO軍であり、彼らは宇軍の戦闘服で戦闘に参加している。”というのは私は初耳です。本当でしょうか?)

【激戦地、東部のバフムトでは「バフムトの肉挽き器」と称される塹壕戦】
ただ、このところウクライナ軍の反攻も目だった成果がなく停滞気味なのは事実です。
また、記事冒頭にある東部の要衝バフムートが塹壕戦の激戦になっているのも事実です。

****ウクライナ兵をこれ以上「バフムトの肉挽き器」で無駄死にさせるな****
<勇敢なウクライナ兵ももう限界? 東部の激戦地バフムトでの塹壕戦が長引くにつれ、兵員より武器を重視する声が高まっている>

ロシアによるウクライナ侵攻で、ウクライナ東部ドネツク州の要衝都市バフムトをめぐる攻防が激しさを増すなか、ウクライナのあるNGO(非政府組織)の代表が、ロシア軍に勝つために必要なのは兵士の増員ではないという考えを示した。

ウクライナのNGO「オープン・ポリシー・ファンデーション」の共同創設者であるイホール・ジダーノフは、ウクライナの英字紙キーウ・ポストに寄稿した論説の中で、ロシアの傭兵組織「ワグネル・グループ」の創設者エフゲニー・プリゴジンらが、現在の戦況を「バフムトの肉挽き器」と表現していると述べた。

「肉挽き器」とは、第一次大戦の際にフランスのヴェルダンで繰り広げられた、10カ月に及ぶ戦いで行われた猛烈な砲撃による大量殺戮を表す言葉だ。互いに塹壕を掘り、敵陣を殲滅するまで砲撃を浴びせるので塹壕戦ともいう。だからジダーノフは、バフムトにはこれ以上兵力を割くのではなく「別の解決策」を考えるべきだと訴えた。

プーチンはまだまだ攻勢をかけてくる
米ミシガン大学フォード公共政策大学院で研究・政策関与学部の副学部長を務めるジョン・シオルシアーリも本誌に対し、「(ウクライナでの)戦争は長引き、過酷な段階にある」と述べた。(中略)

さらに、ロシア軍は2月に「さらなる部隊や予備役を動員して戦争を仕掛けてくる」との見方を示し、それに備えるべきだとも語った。早ければ1月末、遅くとも3月には、ロシアが東部ドンバス地方ではなく、ウクライナの首都キーウか隣国ベラルーシ方面から大規模な攻撃を仕掛けてくる可能性があると述べた。

「ウクライナ軍の部隊はいずれも、いま起きている戦闘で手一杯だ。彼らは血を流している」とザルジニーは述べた。「彼らは勇気と気力と司令官の能力だけを頼りに戦っている」

西側の同盟諸国は継続的な防空システムの提供を求める必要があるとも述べた。複数の報道によれば、アメリカはウクライナの防空能力を強化するために、迎撃ミサイル「パトリオット」を供与する方向で最終調整を行っている。ロシアの重要インフラに対する攻撃で、多くのウクライナ国民が断水や停電に苦しんでいるからだ。(中略)

ジダーノフは、アメリカの「パトリオット」に加えて、ドイツの戦車「レオパルト2」やスウェーデンの戦闘機「サーブJAS39グリペン」があれば、「前線での戦略的状況を有利に変えられる」可能性があると述べた(「レオパルト2」も「グリペン」もまだウクライナに供与されていない)。【12月20日 Newsweek】
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【ゼレンスキー大統領 バフムート兵士のメッセージを携えて訪米 「ここで支援の手を緩められたら困る」】
その激戦地バフムートをゼレンスキー大統領が訪問し、兵士を激励。

****ウクライナ大統領、激戦地バフムト訪問し激励 首都は電力不足深刻****
ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、東部ドネツク州の激戦地バフムトを訪問した。大統領府によると、現地の軍関係者と会い、表彰などして激励したという。

一方、19日にロシアのドローン(無人機)攻撃を受けた首都キーウでは電力が「危機的」水準に落ち込み、供給は需要の半分にも満たない状況となっている。(中略)

国連は、ロシアが電力施設への攻撃を強化した10月以降、ウクライナのエネルギー施設の約50%が破壊されたと推定している。この時期、キーウ周辺は日中でも気温が氷点下となる。【12月20日 ロイター】
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ゼレンスキー大統領はその後アメリカに向かっていますが、ブフムトでは兵士からアメリカの更なる武器支援を求められたようです。

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そこ(バフムト)で、兵士から渡されたのは――
兵士 「『この国旗をアメリカの兄弟たちに渡してほしい』と軍の仲間たちから託されました」
ウクライナ ゼレンスキー大統領 「武器との交換ということですね」

兵士らのサインが書かれたウクライナ国旗をアメリカ側に渡し、支援を受けられることに期待を示したのです。
ゼレンスキー大統領は21日午後3時、自身のSNSに「防衛力の強化のために、アメリカに向かっています」と投稿しました。【12月21日 日テレNEWS】
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侵攻開始後初の外国訪問となるゼレンスキー大統領の訪米の意図は、“ここで支援の手を緩められたら困る、という思い”のようです。それだけウクライナ側も瀬戸際にあるということでしょう。

****ゼレンスキー大統領緊急訪米の背景に“ひっ迫したウクライナ情勢”****
(中略)東野(筑波大学)教授は「これまで、ゼレンスキー夫人が国外に行くことがあっても、ゼレンスキー大統領自身がウクライナを離れることはなかった」と、ロシアによる2月24日のウクライナ侵攻開始後初の外国訪問を驚きをもって受け止めた。

現在のウクライナ情勢については「9月ごろはウクライナがロシア軍に攻勢をかけていたが、このところはウクライナ軍が停滞気味。いずれにしても長期戦になる」と解説した。

そしてアメリカの関与ついて「米露間で頻繁に話し合いが行われ、それを隠しているわけでもないだろう。捕虜交換などの交渉も行われている。アメリカは停戦させる目的で間に立つのではなく、アメリカのブリンケン国務長官が言うように『ウクライナなしでウクライナのことを決めない』という姿勢を貫いている」と言及。しかし「現在は、ロシア側もウクライナ側も停戦する意思はないようだ」とした。

一方で、アメリカ軍は兵器供与を続けているが、武器の備蓄が減っている。“そろそろ手を引いたほうがいいのではないか”というアメリカ国内の世論については「こういう意見は出てくると思うが、武器供与は最低ラインとの姿勢は崩さないということではないか」と語った。

今回のゼレンスキー大統領の電撃的訪米について、東野教授は「ウクライナはアメリカにもいろんな意見があることを分かっている。ここで支援の手を緩められたら困る、という思いがあるだろう」とその意図を汲み取った。【12月21日 ニッポン放送 NEWS ONLINE】
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“米政府は21日、ゼレンスキー氏の訪問に合わせ、18億ドル(約2400億円)規模の追加軍事支援を発表する。ウクライナが米欧諸国に供与を求めていた高性能地対空ミサイルシステム「パトリオット」も初めて含まれるという。”【12月21日 読売】

「これからアメリカはクリスマス休暇に入っていくが、アメリカ人の多くが“あたたかく幸せなクリスマス”を過ごせるのに対し、ウクライナ人は“非常に厳しいクリスマス”を過ごさざるを得ない。そういう中で、『ウクライナの苦境を忘れてほしくない』というアメリカ国民へのメッセージ。そして『今後も変わらぬ支援を求める』ということもあると思います」’(慶応義塾大学・廣瀬陽子教授)【12月21日 日テレNEWS】

ドローンやハイマースのような高性能兵器、更にはパトリオットなど近代的な、血の匂いがあまりしないスマートな兵器がめだちますが、凍てつく湿気の多い塹壕で塹壕足のような寒冷障害に苦しみながら「肉挽き器」と称されるような過酷な戦いに身を置く両軍兵士の苦境、水も電気も途絶えたなかでクリスマスを迎える市民の困難が戦いの実態です。
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