(一昨日観光した「万峰林」 カルスト地形が生み出す造形美です。画像のスポットは英訳では「The held moon by stars」 “星々に抱かれた月”といったところでしょうか。)
【目にする唯一の外国人はアフリカ系】
現在、中国を旅行中です。
今は、ガイド氏と別れて、貴陽北駅の高速鉄道待合エリアで、南寧行きの列車を待っているところです。改札までまだ1時間ほどあるようです。
貴州省を旅行していたこの五日間、一見して外国人とわかる外国人はまったくみかけませんでした。
(中国も、北京・上海はもちろん、シルクロードや雲南といった人気コースでは外国人観光客が大勢います)
ところが、今朝ホテルの朝食時にアフリカ系の旅行者を多数目にしました。
アジア各国を旅行していると、中国・韓国・欧米の旅行者はうんざりするぐらい見かけますが、アフリカ系はさほど見かけません。
そのアフリカ系旅行者が、基本的に外国人を目にしない貴州省で大勢目にするということに、驚いた次第です。
中国とアフリカの関係の緊密さについては、今更の話です。もちろん、それにともなう摩擦もあるようですが、“ある程度”は関係強化の必然のなりゆきでもあるでしょう。
****中国を訪れた日本人は「降りる駅や空港を間違えたのか」と勘違いするらしい=中国メディア****
中国は世界的に見て観光大国と言えるだろう。世界観光機関によれば、中国を訪れる外国人客の数は世界的に見ても上位の水準となっている。
「百聞は一見に如かず」ということわざがあるように、話で聞いているのと実際に体験するのでは大きな違いがあるが、これは中国でも同様と言えるようだ。
中国メディアの快資訊は9日、中国を訪れた日本人は「降りる駅や空港を間違えたのか」と勘違いしてしまうほど、「現実の中国は想像と違っていた」ことに驚くと伝えている。
記事はまず、中国南部の都市である広州市を初めて訪れた日本人は「まるでアフリカに来たかのようだ」と感じるほど、アフリカ人がたくさん住んでいること紹介。「アフリカに来たのかと勘違いするほどである」と紹介また、
北部の都市である黒龍江省ハルビンにはロシア人が非常に多く、「ロシアに来ているかのような錯覚を起こす」と紹介した。
さらに、北京や上海、深セン、成都といった大都市では民度も高まりつつあり、マナーを守る人が増えていて、治安も非常に良いということに日本人は驚くと紹介。
広い国土と長い歴史を持つ中国は地域ごとに異なった特徴があり、経済成長が続く中国は想像以上に国際化が進んでいて、さまざまな人種の人が集る国であることを紹介した。
大都市では非常に発達した中国の姿を見ることができるが、内陸部に行けば古き良き中国が残っていることを実感することができる。中国を訪れる機会があれば、地域ごとの特色を楽しんでみるのも面白いかもしれない。【7月12日 サーチナ】
********************
****日本人はアフリカを訪れると「中国の強大さ」に驚くらしいぞ=中国メディア****
中国のアフリカ諸国に対する政治、経済面における影響力は非常に大きく、中国企業もアフリカに積極的に進出し、アフリカ市場における中国製品のシェアも高い。それゆえ、アフリカを訪れた人は現地における中国の影響力の大きさに驚きを禁じ得ないようだ。
中国メディアの快資訊はこのほど、アフリカを訪れた日本人が「中国の強大さ」に驚いたらしいと伝えつつ、アフリカでは中国の勃興を感じ取ることができると伝えている。
記事は、日本人がアフリカ諸国を訪れると「中国の影響力の大きさ」に圧倒されると伝え、多くの日本人が「まるで中国に来たかのような錯覚に陥る」と主張。
中国メーカーの携帯電話をはじめ、日用品から電気製品、さらには、鉄道など、アフリカではありとあらゆるものが中国製であることに日本人は圧倒されるのだと伝えた。
一方、アフリカにおける日本の影響力や日本製品のシェアは中国とは比較にならないほど小さいとし、「アフリカで見られるのは、日本の中古車くらいだ」と主張。
アフリカは資源が豊富で、著しい経済成長を続ける国もあるだけに、世界中の企業が進出を狙っている有望市場だが、そこで中国は圧倒的な影響力を獲得しており、「中国の勃興を感じ取ることができる場所」だと論じた。
多くの中国企業がアフリカに進出し、中国製品がアフリカで大きなシェアを獲得しているのは事実だが、現地では中国人に対する反感が高まっているという見方もある。
中国企業は現地でアフリカ人ではなく、中国人を雇用し、アフリカ人に富をもたらさないためと言われており、一部の国では中国企業や中国人が襲撃される事件も起きている。【7月11日 サーチナ】
******************
****中国 習主席 中東とアフリカ歴訪 BRICS首脳会議にも出席へ****
中国の習近平国家主席は19日から中東とアフリカの5か国を訪問し、中国が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」を通じた協力の強化を呼びかけるほか、BRICS=新興5か国の首脳会議にも出席して、アメリカのトランプ政権の保護主義的な動きを念頭に多国間の自由貿易の推進を訴えるものと見られます。【7月19日 NHK】
******************
【とんだ勘違い】
今、貴陽から南寧に向かう高速鉄道に乗車しています。
私はとんだ勘違いをしていました。(チケット手配は現地旅行社にまかせていましたので・・・・)
予定表では、この高鉄の到着は夜の8時過ぎで、貴陽から5時間40分かかります。
でも、地図で貴陽と南寧を見ると、せいぜい500kmぐらいの距離です。
どうして“高速鉄道”で500kmを6時間近くかかるのか?それでは“中速鉄道”です。
実際、車内に表示されるスピードは240~250km出ています。どうなっているのか?
さきほどgoogleで検索したところ、貴陽から最短距離で南寧に向かうのではなく、桂林(ひょっとしたら広州まで?)大きく迂回する路線のようです。それなら6時間弱も納得です。(まったく、お気楽です)
納得ですが、桂林を経由するなら桂林で1泊・・・・というスケジュールもあったかも・・・。桂林は最初に中国を訪れた30年ほど前に観光しただけですから、もう一度離江下りを・・・・という思いも。
まあ、これから行く南寧でも桂林と同じような風景、川下りが楽しめますので、今回はこれでよかったのでしょう。(高速鉄道ルートの話は別にして、今回旅行で桂林を予定にいれることも検討し、結局はずした経緯もあります)
6時間弱と長旅ですが、昔の中国旅行に比べると、冷房完備の快適なシートは“天国と地獄”です。
昔は・・・・という話を始めると止まらなくなりますので、止めておきます。
ただ、今からすれば笑い話のように大変でしたが、そうした苦難を乗り超えての旅行は、今もキラキラ輝く時間でもあり、人生観にも大きく影響するものがありました。
それはともかく、実をいうと今朝から体調がよくありません。下痢です。
毎日、痺れるような料理を食べていたせいでしょうか。
朝が最悪でしたが、今は少し落ち着いてきました。
傷ついたり、病気の獣は、巣穴でじっとうずくまり、体調・体力の回復を待ちます。
私も、南寧につくまであと3時間ほど。じっとうずくまることにします。