伊豆は下田市須崎にある眼下に海が見える宿(海辺のお宿 いそかぜ)に行ってきた。
17時にチェックイン予定で17時15分に到着した。
宿帳に記入しながら貸しきり露天風呂を予約しようとすると
「済みません。貸し切りの風呂は休ませていただいております。代わりに大風呂を貸し切りに致しますが、それでよろしいでしょうか?」
悪かろうはずもなく即OKした。
宿泊客は私たち以外には1組1名だけだった。
荷物を持って案内してくれた従業員に
「停電でたいへんだったでしょう」とエレベーターの中でネギライの言葉のつもりで言ったのだが
「いえ。お客様には迷惑になりませんので」と答えさせてしまった。
二人には広過ぎて落ち着かない感じはあるが目の前の明るい海を見ての大風呂は最高の気分だった。
トンビが手に届きそうなところでヒラヒラと空を漂っていた。
伊豆7島が遠くにかすんで見える。
とりあえず風呂上りのビールを飲もうとしたが部屋の冷蔵庫は電源が切られている。
その分従業員が運んでくれるということになっていた。
夕食は部屋に持ってきてくれた。
通常、部屋食は2000円増しなのだが事情が事情なだけに無料だ。
女将さんらしき人が料理を運び並べてくれる。
少し話しては「ありがとうございます」と何度も何度も言う。
よほどキャンセルが相次ぎ困り果てているように感じた。
料理はホームページに出ていた写真の通り値段のわりには豪華なものだった。
漁師鍋と舟盛りとカサゴのから揚げの付いた基本プランだ。
ビールを久しぶりに5本飲んだので、ご飯だけは残してしまったが他は全て美味しく平らげた。
眠っていると地震が起きた。
テレビをつけてみると「津波に気をつけてください」と言っていた。
これじゃぁ海辺の宿はキャンセルが相次ぐだろうなと実感した。
しかし構わず気持ちよく眠りを続行した。
朝風呂もついでに貸し切りにしてもらって今度は別の大風呂に入った。
朝食後目の前に見えていた恵比須島を散策してから宿を発った。
ペリーロードにある骨董屋をのぞき海岸線をぐるりと回りながら西伊豆方面に走った。
南伊豆町にあるガソリンスタンドでガソリン補給をした。
めったに入らなくなってしまった客に大喜びする従業員の老夫婦。
長年連れ添った奥さんから「白い線付いていない?」と確認され
「付いていないよ」と答えたお爺さん。
丁寧に拭いてくれた窓だったが少し走ると白い線がはっきり現われた。
伊豆は海の横が、すぐ山だ。
この季節濃い海の青さに対して山は一面の白やピンクの桜の花で圧倒する。
伊豆が、こんなに多くの桜に満たされているとは驚きだ。
「自粛ムードから応援ムードに」と静岡県知事の言葉に後押しされて出てきた今回。
伊豆を楽しむだけで社会に少し貢献できた気がした旅だった。
17時にチェックイン予定で17時15分に到着した。
宿帳に記入しながら貸しきり露天風呂を予約しようとすると
「済みません。貸し切りの風呂は休ませていただいております。代わりに大風呂を貸し切りに致しますが、それでよろしいでしょうか?」
悪かろうはずもなく即OKした。
宿泊客は私たち以外には1組1名だけだった。
荷物を持って案内してくれた従業員に
「停電でたいへんだったでしょう」とエレベーターの中でネギライの言葉のつもりで言ったのだが
「いえ。お客様には迷惑になりませんので」と答えさせてしまった。
二人には広過ぎて落ち着かない感じはあるが目の前の明るい海を見ての大風呂は最高の気分だった。
トンビが手に届きそうなところでヒラヒラと空を漂っていた。
伊豆7島が遠くにかすんで見える。
とりあえず風呂上りのビールを飲もうとしたが部屋の冷蔵庫は電源が切られている。
その分従業員が運んでくれるということになっていた。
夕食は部屋に持ってきてくれた。
通常、部屋食は2000円増しなのだが事情が事情なだけに無料だ。
女将さんらしき人が料理を運び並べてくれる。
少し話しては「ありがとうございます」と何度も何度も言う。
よほどキャンセルが相次ぎ困り果てているように感じた。
料理はホームページに出ていた写真の通り値段のわりには豪華なものだった。
漁師鍋と舟盛りとカサゴのから揚げの付いた基本プランだ。
ビールを久しぶりに5本飲んだので、ご飯だけは残してしまったが他は全て美味しく平らげた。
眠っていると地震が起きた。
テレビをつけてみると「津波に気をつけてください」と言っていた。
これじゃぁ海辺の宿はキャンセルが相次ぐだろうなと実感した。
しかし構わず気持ちよく眠りを続行した。
朝風呂もついでに貸し切りにしてもらって今度は別の大風呂に入った。
朝食後目の前に見えていた恵比須島を散策してから宿を発った。
ペリーロードにある骨董屋をのぞき海岸線をぐるりと回りながら西伊豆方面に走った。
南伊豆町にあるガソリンスタンドでガソリン補給をした。
めったに入らなくなってしまった客に大喜びする従業員の老夫婦。
長年連れ添った奥さんから「白い線付いていない?」と確認され
「付いていないよ」と答えたお爺さん。
丁寧に拭いてくれた窓だったが少し走ると白い線がはっきり現われた。
伊豆は海の横が、すぐ山だ。
この季節濃い海の青さに対して山は一面の白やピンクの桜の花で圧倒する。
伊豆が、こんなに多くの桜に満たされているとは驚きだ。
「自粛ムードから応援ムードに」と静岡県知事の言葉に後押しされて出てきた今回。
伊豆を楽しむだけで社会に少し貢献できた気がした旅だった。