この2月に中伊豆に行ってきたばかりだ。
モーガンで気の置けない仲間と会ってきた。
今度は妻とSLKで行った。
東名高速道路浜松インターから入った。
すぐに走行車線から無理やり追い越し車線に飛び出してきたベンツVクラスの女性ドライバーに腹が立った。
「ブレーキをかけさせるほどの位置関係で車線変更するなよ」
先ほどもインター取り付け道路で割り込みをされたばかりだ。
吉田インターまでズット不愉快な運転をするVクラスの後を走った。
清水インターで下りて順調に伊豆半島に入った。
「ここだよ。このあいだ昼食をとったのは」戸田の町を走っていた。
「じゃ、ここで食べよ」
急遽車を止めて店に入った。
「違った」
小声で妻に伝えた。
まだ2ヶ月にならないのに入った店を間違えてしまった。
だが美味しい物を食べさせてくれたことは一緒だった。
下田のS氏の別荘で待ち合わせをしている。
海岸線を回って行くつもりだった。
だが気がついたら中伊豆方面に向けて走っていた。
しかたなく下田経由で行った。
店は間違えるし道は間違えるし、老人になったものだ。
東電のせいでトンネル内は、どこも停電状態。
まっすぐなトンネルはいいが内部の曲がった出口の見えないトンネルは闇に入り込む感じがして恐怖心が湧く。
ナヴィは全く違う場所で「目的地周辺です お疲れさま」と言う。
「ここは、ただの森林じゃないかよ」
かろうじてナヴィ画面に目的地のマークが表示されているので、あとは勘で走って行き着いた。
S氏の別荘には先客が居た。
ドイツ人のロビンだ。
楽しく喋って再び下田へ。
翌日は海岸線を回って西伊豆に向かう。
前の軽自動車の後を走っていると「止まれ」と書かれた赤い旗を持った若い警察官が飛び出てきた。
すぐ止めて「私ですか?」と言った。
若い警官も戸惑っている。
そこに無線が入った。
「4517 シートベルト確認」
「失礼しました。シートベルトが見えにくかったようです」と丁寧に詫びた。
久しぶりに、あの赤旗で止められたが「間違い」でよかった。
順調に沼津千本松まで走ってきたが大渋滞している。
ナヴィには頼らずに、この際は地元の車の真似をして迂回することにした。
何台か入り込んでゆく路地が迂回路に違いない。
私も、そこに入り地元の車を追いかけた。
ラジオをつけると「下り線沼津と富士インター間閉鎖」と言っていた。
「やはりな」
動かない道路から抜け出て少しずつでも動く道路に出られて渋滞脱出作戦は成功だった。
渋滞は富士インターに向かうための交叉点までだろうと踏んでいた。
果たして、やはりその通りだった。
いつも通り私は清水インターまで走ることにした。
それからは、すんなり走行できた。
富士川を渡るとき見た目には分からない境界線を意識した。
富士川は電力供給会社の違いで東電と中電に分かれる境界になっている。
「あっちの電気と、こっちの電気は違うのだ」
ぼんやり考えながら高速道路並みの速度で流れる一般道の中の一台となった。
モーガンで気の置けない仲間と会ってきた。
今度は妻とSLKで行った。
東名高速道路浜松インターから入った。
すぐに走行車線から無理やり追い越し車線に飛び出してきたベンツVクラスの女性ドライバーに腹が立った。
「ブレーキをかけさせるほどの位置関係で車線変更するなよ」
先ほどもインター取り付け道路で割り込みをされたばかりだ。
吉田インターまでズット不愉快な運転をするVクラスの後を走った。
清水インターで下りて順調に伊豆半島に入った。
「ここだよ。このあいだ昼食をとったのは」戸田の町を走っていた。
「じゃ、ここで食べよ」
急遽車を止めて店に入った。
「違った」
小声で妻に伝えた。
まだ2ヶ月にならないのに入った店を間違えてしまった。
だが美味しい物を食べさせてくれたことは一緒だった。
下田のS氏の別荘で待ち合わせをしている。
海岸線を回って行くつもりだった。
だが気がついたら中伊豆方面に向けて走っていた。
しかたなく下田経由で行った。
店は間違えるし道は間違えるし、老人になったものだ。
東電のせいでトンネル内は、どこも停電状態。
まっすぐなトンネルはいいが内部の曲がった出口の見えないトンネルは闇に入り込む感じがして恐怖心が湧く。
ナヴィは全く違う場所で「目的地周辺です お疲れさま」と言う。
「ここは、ただの森林じゃないかよ」
かろうじてナヴィ画面に目的地のマークが表示されているので、あとは勘で走って行き着いた。
S氏の別荘には先客が居た。
ドイツ人のロビンだ。
楽しく喋って再び下田へ。
翌日は海岸線を回って西伊豆に向かう。
前の軽自動車の後を走っていると「止まれ」と書かれた赤い旗を持った若い警察官が飛び出てきた。
すぐ止めて「私ですか?」と言った。
若い警官も戸惑っている。
そこに無線が入った。
「4517 シートベルト確認」
「失礼しました。シートベルトが見えにくかったようです」と丁寧に詫びた。
久しぶりに、あの赤旗で止められたが「間違い」でよかった。
順調に沼津千本松まで走ってきたが大渋滞している。
ナヴィには頼らずに、この際は地元の車の真似をして迂回することにした。
何台か入り込んでゆく路地が迂回路に違いない。
私も、そこに入り地元の車を追いかけた。
ラジオをつけると「下り線沼津と富士インター間閉鎖」と言っていた。
「やはりな」
動かない道路から抜け出て少しずつでも動く道路に出られて渋滞脱出作戦は成功だった。
渋滞は富士インターに向かうための交叉点までだろうと踏んでいた。
果たして、やはりその通りだった。
いつも通り私は清水インターまで走ることにした。
それからは、すんなり走行できた。
富士川を渡るとき見た目には分からない境界線を意識した。
富士川は電力供給会社の違いで東電と中電に分かれる境界になっている。
「あっちの電気と、こっちの電気は違うのだ」
ぼんやり考えながら高速道路並みの速度で流れる一般道の中の一台となった。