家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

シックイ天井のシミ消し

2017-11-08 14:28:42 | Weblog
今年の初めに屋上の修理が終わり、雨漏りからは解放された。

だが以前の雨漏りの跡は残ったままだ。

シックイの天井に着いた汚れを取るために台所用漂白剤を使ってみた。

色は多少浅くなったが、まだ跡は肉眼ではっきり見て取れる。

これではダメだと思ってシックイの表面を削り取ることをやってみた。

この方が劇的にキレイになったが、それでも一部は色が残り、さらに私がムキになって削ったためシックイが取れすぎて下地が露出してしまった。

もうこれはシックイを塗るしかないなと感じた。

インスタントシックイ1Kgを購入してきた。

別のところに塗ってみた。

職人が塗ったように仕上がるはずもない。

刷毛目がはっきり出てしまうから自分ではできないと確信した。

いろいろ探すと漆喰スプレーなる便利そうな物があることを知った。

マスキングテープを貼りテーブルなどに新聞紙を被せて準備した。

スプレー缶を持ち上げ「カランカラン」という攪拌用の球の音を立てる。

「シュー」と一通り吹いてみた。

ペンキと違って色のつき方が薄い。

壁に水分が吸い込まれて、しばらくすると色つきが分かる。

何度も時間をかけてスプレーする。

気が付けば床にシックイの粒が広がっていた。

運悪く階段の上で寝ていた麻呂ちんが降りてきた。

年取っているが好奇心は若いままらしい。

歩いて様子を確かめたあと自分の寝床に入った。

床にはクッキリ足跡が付いていた。

白いところには黒く黒い床には白い肉球マーク。

床を染めた粉を掃除機で吸い込み麿ちんの肉球を雑巾で拭き作業を再開した。

スプレー缶の中身を全部使い果たして作業は終了した。

妻が見に来て「あー。きれいになったね」と言って喜ぶ。

部屋に多少のシックイの粒が飛んだらしく少しザラザラする。

まあ明日掃除機をかければいいだろう。

風呂から上がって鏡を見た。

まだ頭にシックイが着いているように見えた。

「そういう頭だよ」と妻に言われた。