家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

干し柿2019

2019-12-09 17:08:42 | Weblog
今年も干し柿作りをしている。

私も初めから手伝う。

まずは買い出しから。

今年は友人夫婦と一緒に友人の車で出かけた。

楽チン楽チン。

ふた家族分の柿を積み込むとトランク部分は一杯になった。

昼食を近所の食堂で摂った。

好奇心から私は馬のホルモン定食にした。

美味しかった。

そのまま帰宅するのももったいないので身延山に寄った。

宗教施設としてやってくる信者の他に我々のような観光客も多数いた。

そこからの景色は素晴らしいと思う。

だがそれ以上にその施設を造った人たちの苦労も見て取れた。

ダンボールを開けて作業が始まる。

甲州百目という柿は巨大だ。

妻は次から次へと皮を剥く。

剥かれた柿をタコ糸で結び熱湯に漬けてから干すのが私の役割だ。

干してしまえばあとは天候次第だ。

日に照らされ風に吹かれて色を変え縮んで干し柿という製品になっていく。

雨に当てないように室内に取り込むかどうかを判断するのは監督たる妻の役割だ。

室内に入れた時には扇風機で風を当てる。

カビが怖いのだ。

だいぶ干し柿らしくなってきたところで妻が友人たちに披露して試食してもらうと合格点が出た。

あと少し乾いたほうが目指した干し柿らしくなる、ということでカゴに入れて再び天日に晒し風の助けをいただく。

実は妻は柿の他サツマイモやシイタケも干している。

この時期だけは、あの忌まわしい風をありがたいと感じる。

不愉快があたりまえになってしまっているこのヒューヒュー吹く風が、なくてはならない。

お天道様は、いつでも無料で使わせてもらってありがたい。