家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

逃げてしまったミツバチ

2019-12-21 09:30:45 | Weblog
ミツバチの巣箱の中にアリが入っていく。

変だなと思っていた。

箱の入り口から針金を入れて探ってみると巣のカスのような粉状のものが出てくる。

一度開けてみなくてはけないな、と感じていた。

だが電ドルが不調だ。

動いたり動かなかったり。

同じ型の電ドルを2台持っている。

電池は純正品と偽物の2個ある。

ドリルと電池を交互に入れ替えてみたら、どちらも作動するようになった。

どういうことなのか全くわからないが相性があるんだろうな、と結論した。

私は、ただ電ドルを使いたいだけなのだ。

早速巣箱を開けてみた。

案の定中には巣の残骸が散らばっている。

それらをきれいに片付けた後とりあえず中にカメラを入れて上に向けて写真を撮った。

とその時手がちょっと巣に当たってしまった。

「パリン」と落ちてきた。

「えっ」「ということは?」

手探りで巣に触ってみると全ての巣がハチミツを含むことなく乾いたり何かのフンにまみれたような、そして何かの糸を曳いた状態になっていた。

空き家状態だった。

もう防護服を着ている意味がない。

頭を網から出して掃除を始めた。

チリトリに一杯の巣が集まった。

その中身を探ってみるとオオスズメバチの死骸が2匹。

スムシの幼虫が小さいものから大きいものまでたくさん。

ミツバチの死骸は1匹も見当たらなかった。

女王蜂の判断で巣を放棄したのだ。

ミツバチは自分たちで集めたハチミツを吸い込み、どこか安全な場所に消えた。

少なくとも我が家に置いてある他の巣箱には入っていない。

今年は、去年の経験から、あまり手を掛けずに放置しておいた。

だからオオスズメバチが巣箱の中に入り込んでも、そのままにしておいた。

それが災いしたかもしれない。

来年の分蜂の時期までに巣箱をひと工夫しておく必要がある。

来年また来いよ。