家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

虫こぶ

2021-04-21 09:29:07 | Weblog
虫こぶを見つけた。
というより美しい色を植物に見たので近寄って観察したら虫こぶだった。
それも連続して2つ。
2013年の春先にナラメリンゴフシという虫こぶを見つけた時以来だ。
一つ目はイスノキハタマフシだ。
雨降りに傘をさして川沿いを散歩していたらきれいな赤い色が目に飛び込んできた。
寄っていくと葉の上に赤い粒が乗っている。
これは花ではなさそうだな、と感じた。
晴れた日に写真を撮りに行って、その数に驚いた。
調べるとイスノキハタマフシというものらしいことが分かった。
イスノキという植物も初めて知った。
その葉に付くタマフシであるということが名前で分かった。
虫こぶが、こんなにきれいである必要があるのか、と思えるほど美しい。
もう一つは春野だ。
カマツカという植物の花の付き具合を見に行って見つけた。
白い花を想像して見に行ったら、まるで真珠のような輝きの球が付いているのだから驚く。
調べてみるとナラハスジトガリタマフシということだ。
ナラではなくカマツカなのだがナラハスジトガリタマフシでいいんじゃないかな。
これも美しいよ。
美しいから「何これは?」と調べたくなる。
こんな美しい物は食べたくなるのだが虫じゃあダメだ。
妻が好奇心から虫こぶを採って開いてみたが虫らしいものは見つからなかった。
虫こぶらしい物は度々見るのだが美しい物でないと自分が反応しない。
逆に汚く感じる物は避ける。
人間の眼で美しいと感じる物は虫の眼では、どうなのだろう。
虫こぶの色は、いったい誰のためのものなのだろう。