いつも渡っている橋に向かおうとしたら釣りをしている人がいて、今まさに釣れた瞬間を見た。
しなる釣り竿を左手に持ち右手のタモで難なく大物を掬い上げた。
私は橋を歩いて釣り師の近くに移動した。
「何が釣れたのですか?」と私が聞くと同じく橋を渡ってきたお爺さんが「スズキ」と答えた。
そちらを見ると何年か前まで橋の脇で食堂を開いていた方だった。
魚の顔や姿を遠くで見ただけでスズキと見抜いた。
お爺さんが「食べるか?」と聴くと
釣り師は「いえ。虫が入っちゃって」と言い「生息調査です」と言った。
「味覚調査しようか?」と私が言うと無視だった。
お爺さんには受けたようだった。
その場を離れようとしたら隣保のお爺さんが手を後ろに組んで歩み寄った。
「今そこで釣り上げた魚が70センチの」と言った段階で「アユか?」と言う。
んなわけないじゃん70センチと言っているのだから。
その後私はいつものように、その川沿いを散歩に出た。
国道を超えたところで大き目のカメが甲羅干しをしていた。
立ち止まって凝視するとスッポンだった。
カメラを取り出す間もなく川の中にズボっと消えてしまった。
先日もスッポンの甲羅干しを見たが私が近づいただけで川の中に姿を消した。
今回のは先日のほど大きくはないが、それでも甲羅の長さは30㎝を超えていると思う。
次に見たのは水泳中のヘビだ。
この川は、潮の満ち引きによって流れが反対方向に変化する。
ちょうど潮が留まり流れも波もない中をスイスイと反対岸に向けてS字を何度も書くように進んでいった。
帰宅して先ほどのスズキの釣れた諏訪橋から河口までの直線距離を測ってみると4.61kmだった。
この芳川は下っていくと馬込川に合流し、その後遠州灘に注ぐ。
スズキは海からやってきて、その逆コースをたどってこの橋の下にたどり着いた。
もうここまでくると塩気の無い真水だけの川だと思うがそれでもエサがあるからやってくるのだな、と思う。
川面に居る水鳥と違って川の中は分かりにくい。
水中を少し垣間見た気がする。
しなる釣り竿を左手に持ち右手のタモで難なく大物を掬い上げた。
私は橋を歩いて釣り師の近くに移動した。
「何が釣れたのですか?」と私が聞くと同じく橋を渡ってきたお爺さんが「スズキ」と答えた。
そちらを見ると何年か前まで橋の脇で食堂を開いていた方だった。
魚の顔や姿を遠くで見ただけでスズキと見抜いた。
お爺さんが「食べるか?」と聴くと
釣り師は「いえ。虫が入っちゃって」と言い「生息調査です」と言った。
「味覚調査しようか?」と私が言うと無視だった。
お爺さんには受けたようだった。
その場を離れようとしたら隣保のお爺さんが手を後ろに組んで歩み寄った。
「今そこで釣り上げた魚が70センチの」と言った段階で「アユか?」と言う。
んなわけないじゃん70センチと言っているのだから。
その後私はいつものように、その川沿いを散歩に出た。
国道を超えたところで大き目のカメが甲羅干しをしていた。
立ち止まって凝視するとスッポンだった。
カメラを取り出す間もなく川の中にズボっと消えてしまった。
先日もスッポンの甲羅干しを見たが私が近づいただけで川の中に姿を消した。
今回のは先日のほど大きくはないが、それでも甲羅の長さは30㎝を超えていると思う。
次に見たのは水泳中のヘビだ。
この川は、潮の満ち引きによって流れが反対方向に変化する。
ちょうど潮が留まり流れも波もない中をスイスイと反対岸に向けてS字を何度も書くように進んでいった。
帰宅して先ほどのスズキの釣れた諏訪橋から河口までの直線距離を測ってみると4.61kmだった。
この芳川は下っていくと馬込川に合流し、その後遠州灘に注ぐ。
スズキは海からやってきて、その逆コースをたどってこの橋の下にたどり着いた。
もうここまでくると塩気の無い真水だけの川だと思うがそれでもエサがあるからやってくるのだな、と思う。
川面に居る水鳥と違って川の中は分かりにくい。
水中を少し垣間見た気がする。