壁掛け時計の時刻が合わなくなった。
先日も不調になったのだが、それは電波時計ムーブメントが文字盤とうまく固定されていなかったからだった。
長年の使用でネジが緩んだようだ。
今回はさすがにもうムーブメントも古くなったからかなと思い交換することにした。
ムーブメントを取り付け、電池を入れたが、どれだけ待っても受信しない。
動き出した時計は受信で修正することなく自分勝手な時刻を示し続ける。
我が家は鉄骨造りで太い鉄骨の柱のほか床下も天井も鉄骨造りなのだ。
また時計の掛けてある壁の裏も鉄骨造りだ。
リセットして窓の外に置いてみても受信しないからしばらく窓の近くに放置したら受信した。
「よし。これで完了だ」と思った矢先再び止まった。
もう考えられるのは新品電池にすることぐらいだ。
その際に時計本体に文字盤を固定しているネジ穴が広がりすぎてビスがきちんと効いていない部分を簡単に修理することにした。
ネジ穴に木工ボンドを塗った爪楊枝の先端を入れ込み乾いた後穴をキリでちゃんと穴あけすれば終了だ。
午前9時過ぎに電池を新品にして再リセットし前回で効果のあった窓際に置いて散歩に出た。
11時過ぎに帰宅するとちゃんと受信して正確な時刻を表示していた。
文字盤を取り付ける時ネジがネジ穴に落ち込むことなく、ちゃんとドライバーで捻じ込むことが出来て良い感じがした。
同時に時計のガラスも裏表磨いたので透明感が増し文字盤と針が、より黒くなった気がした。
いつものところにいつものように動いている時計がいることは、とても安心することだ。
正確な時刻が知りたいのではなくアバウトな時刻を目が見て記憶にとどめることなく安心するのがいつもの事なのだ。
時間に縛られない生活をしているので、その程度の時刻観念でいいようだ。