家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

キノコ汁

2016-10-23 10:02:15 | Weblog
美味しいキノコ汁を食べたいと常々思っていた。

清里方面に出かける用事ができた。

ついでに北杜市大泉町西井出にある仙人小屋という店に寄ることにした。

午前中に用事を済ませ仙人小屋に向かう。

到着してすぐに順番待ちの用紙に名前と人数そして現時刻を書き込む。

どうやら、この店は、たいそう人気があるらしい。

1番目の待ち客は朝8時30分となっているから驚いた。

駐車場には各地のナンバーの車やオートバイが並ぶ。

群馬や新潟もあるのだが、彼らは自身の地域のほうが美味しいキノコ料理を頂けるのではないか、と余分なことを考えた。

約1時間が経過した。

待合所で話すようになったジジババ3人組は、すでに呼ばれて中に入っている。

午後2時だというのに、めっきり冷え込んできて標高の高さを身体で感じさせてくれる。

やっと呼ばれて中に入る。

私は熊肉丼妻はキノコの天ぷら定食を頼んだ。

お茶はセルフ。

ニッキ茶とカラマツ茶を飲んでみた。

「うへー」常に飲んでいる緑茶の美味しさをまじまじと感じた。

さて運ばれてきた。

熊肉はクジラ肉と似た感触だ。

といってもある年代までの人しか理解できないだろうが。

一緒に出されたキノコ汁は美味しい。

だが何というキノコかは分からない。

妻の天ぷらも何種類か何という名前か全く分からない。

「まっ、知る必要もないか」

何しろ量がたくさんあるので残さないことを考えて一所懸命に食べた。

失礼だが山に生えている物を採ってきて、まさに小屋のようなところで出せば「ボロ儲けだなぁ」と考えた。

単価が少し高くても珍しい、美味しいと客は有り難がって頬張る。

そんな客が次から次と押し寄せて順番待ちをしている。

我が春野にも、あちらこちらにキノコはたくさん生えている。

だが危なっかしくて食えたものではない。

「知識は金なり」か。

やっと治りかけた咳が寒さのせいか、また出始めた。

熊肉やキノコを食べて精力絶倫になりたかったが車の中で咳止めの飴をなめながら退散した。

「だめじゃん、それじゃぁ」




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