家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ミツバチに刺された2019

2019-04-29 09:08:45 | Weblog
4月16日「ムーン」という響きを空に感じた。

道路の上に乱舞するミツバチの群れだった。

上に下にというような単純な行動ではなく縦横無尽とでも言おうか無数のミツバチの錯綜とでも言おうか。

とても人間の動体視力では追いつけない。

極微量の羽音の集合体の音なのだ。

しばらくすると私が設置したミツバチ箱に入って落ち着いた。

「やれやれ今年も入ってくれたな」と感じて昼食にしようとしたとき山でも同じ「ムーン」が聞こえてきた。

見に行ってみると、こちらのミツバチ箱の周りでも乱舞していた。

午後確認すると第一ミツバチ箱と第四ミツバチ箱の二つに入居が認められた。

その約1週間後見に行くと第四ミツバチ箱は空になっていた。

「おや?どうしたことだ」

第一ミツバチ箱を急いで見に行くと、そちらは住み着いているようだった。

その後数日して、いぜん第四ミツバチ箱にはミツバチは入っていない。

Y爺さんが通りかかって「まだ戻ってないラ」というので「まだです」と答えたが、その日は第一ミツバチ箱を確認していなかった。

すぐに山を登り見に行った。

そっと近づくと数は少ないが出入りはあった。

さらに近づいて出入り口を覗き込んでみる。

すると落下したゴミが見えた。

備え付けの針金できれいにしてやろうとした。

針金は風で飛ばないように少し固く縛り付けてある。

それを剥がそうとした。

中から1匹のミツバチが飛び出てきて私のおでこに衝突した。

その瞬間「チクッ」とした。

経験上その痛みから刺されたことが分かった。

帽子と老眼鏡の間を上手に狙ったものだ。

妻に写真を撮ってもらったあと、針を抜いてもらった。

1時間ほどピリピリとした痛みを感じた。

翌朝起床後すぐに、おでこが痒く感じた。

昨日刺されたことを思い出した。

鏡で見ると少し晴れて赤くなっている。

ほのかな痒みというのは知らないうちに手が行ってしまうものだ。

去年は2月と6月に刺された。

「ミツバチに刺された人は長生きするそうですよ」と知り合いから聞いた。

とは言っても、ちゃんと網をかぶって作業することを誓った。