「こんにちわッ、テディちゃでッス!
はつゥゆうしょうゥ~なのでス!」
「がるる!ぐるるるるがるるるる!」(←訳:虎です!おめでとうエクアドル!)
こんにちは、ネーさです。
《2019ジロ・ディ・イタリア》総合優勝を遂げたのは
リチャル・カラパスさん(所属チームはモビスター)!
カラパスさんの母国エクアドルはもう大騒ぎ~!
私ネーさは、ゴール地の闘技場で湧き起こった
日本人選手・初山翔さんを湛えるハツヤマコールに
目頭が熱くなりました……
選手さん&スタッフさんたちに心よりの拍手を!
そして、本日の読書タイムは
イタリアとちょっと縁がある?こちらの御本を、
さあ、どうぞ~♪
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―― もっと知りたいラファエル前派 ――
著者は荒川裕子(あらかわ・ゆうこ)さん、2019年3月に発行されました。
『Pre-Raphaelite Brotherhood』と英語題名が付されています。
現在、東京の三菱一号館美術館にて開催中(~6月9日)の
『ラファエル前派の軌跡展』、
その関連本と言っていいのでしょうが、
図版・解説ともに充実のアート本ですよ♪
「えいきょうゥりょくゥ、あるゥのでス~!」
「ぐるるがるる~!」(←訳:人気もあるし~!)
ラファエル前派兄弟団
(プレ・ラファエライト・ブラザーフッド)は
1848年、ロンドンで結成されました。
“ラファエッロ以前に戻ろう!”
の意を込めたこの名は、
因習的なアカデミー臭ぷんぷんの絵画はもうイヤだ!
という拒否宣言でもあった訳ですが……
「おこられェ~ちゃッたでス!」
「がるるるる!っるる!」(←訳:若造どもが!ってね!)
いつの時代も、
新しいことをしようとする若者への風当たりは
優しくないのが常です。
ラファエル前派兄弟団を結成したのは、
ウィリアム・ホルマン・ハントさん、
ジョン・エヴァレット・ミレイさん、
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティさん、
ジェイムス・コリンスンさん、
フレデリック・ジョージ・スティーヴンスさん、
ウィリアム・マイケル・ロセッティさん、
トマス・ウールナーさん
の7人。
「すぐにィ、ちゅうもくゥあびましたでスよッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:欧州でも日本でも!)
7人の中の“太陽”、
運動を推進していた中心人物は、
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティさんであった、
と言っても間違いではないでしょう。
詩人ダンテさんと
天使ガブリエルの名を持つロセッティさん。
ロセッティさんの描く作品からはどれも、
“イタリアらしさ”
が香り立っているのが
一目瞭然なのですけれど、
しかし……
彼自身は、生涯、イタリアの地を踏んだことがなかった、
と伝えられています。
「ええッ?」
「がるる~?」(←訳:なんで~?)
人権運動や婦人参政権などの政治活動を行った
ロセッティさんのご両親は
英国への亡命者だったのです。
そのため、ロセッティさん一家には
父祖の地=イタリアへの入国が許されませんでした。
「それはァ~…」
「ぐるるる~…」(←訳:さみしい~…)
ついに見ることが叶わなかったイタリアの空、
古い古い石畳の道と橋、城壁。
山野と森。
ロセッティさんにとって
《うたかたの夢》であったかもしれない
ラファエル前派の運動の波は、
結成メンバーの兄弟団が崩壊してしまった後も、
着実に広まってゆきました。
ヨーロッパへ、米国へ、
そして明治の日本へも。
「いまもォ、なのでス!」
「がるぐるる?」(←訳:現在進行中?)
アート好きさんに、
少女マンガ好きな方々に、
近代英国史好きな活字マニアさんにも
おすすめの一冊です。
ぜひ、本屋さんのアート本コーナーで
探してみてくださいね~♫
はつゥゆうしょうゥ~なのでス!」
「がるる!ぐるるるるがるるるる!」(←訳:虎です!おめでとうエクアドル!)
こんにちは、ネーさです。
《2019ジロ・ディ・イタリア》総合優勝を遂げたのは
リチャル・カラパスさん(所属チームはモビスター)!
カラパスさんの母国エクアドルはもう大騒ぎ~!
私ネーさは、ゴール地の闘技場で湧き起こった
日本人選手・初山翔さんを湛えるハツヤマコールに
目頭が熱くなりました……
選手さん&スタッフさんたちに心よりの拍手を!
そして、本日の読書タイムは
イタリアとちょっと縁がある?こちらの御本を、
さあ、どうぞ~♪

―― もっと知りたいラファエル前派 ――
著者は荒川裕子(あらかわ・ゆうこ)さん、2019年3月に発行されました。
『Pre-Raphaelite Brotherhood』と英語題名が付されています。
現在、東京の三菱一号館美術館にて開催中(~6月9日)の
『ラファエル前派の軌跡展』、
その関連本と言っていいのでしょうが、
図版・解説ともに充実のアート本ですよ♪
「えいきょうゥりょくゥ、あるゥのでス~!」
「ぐるるがるる~!」(←訳:人気もあるし~!)
ラファエル前派兄弟団
(プレ・ラファエライト・ブラザーフッド)は
1848年、ロンドンで結成されました。
“ラファエッロ以前に戻ろう!”
の意を込めたこの名は、
因習的なアカデミー臭ぷんぷんの絵画はもうイヤだ!
という拒否宣言でもあった訳ですが……
「おこられェ~ちゃッたでス!」
「がるるるる!っるる!」(←訳:若造どもが!ってね!)
いつの時代も、
新しいことをしようとする若者への風当たりは
優しくないのが常です。
ラファエル前派兄弟団を結成したのは、
ウィリアム・ホルマン・ハントさん、
ジョン・エヴァレット・ミレイさん、
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティさん、
ジェイムス・コリンスンさん、
フレデリック・ジョージ・スティーヴンスさん、
ウィリアム・マイケル・ロセッティさん、
トマス・ウールナーさん
の7人。
「すぐにィ、ちゅうもくゥあびましたでスよッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:欧州でも日本でも!)
7人の中の“太陽”、
運動を推進していた中心人物は、
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティさんであった、
と言っても間違いではないでしょう。
詩人ダンテさんと
天使ガブリエルの名を持つロセッティさん。
ロセッティさんの描く作品からはどれも、
“イタリアらしさ”
が香り立っているのが
一目瞭然なのですけれど、
しかし……
彼自身は、生涯、イタリアの地を踏んだことがなかった、
と伝えられています。
「ええッ?」
「がるる~?」(←訳:なんで~?)
人権運動や婦人参政権などの政治活動を行った
ロセッティさんのご両親は
英国への亡命者だったのです。
そのため、ロセッティさん一家には
父祖の地=イタリアへの入国が許されませんでした。
「それはァ~…」
「ぐるるる~…」(←訳:さみしい~…)
ついに見ることが叶わなかったイタリアの空、
古い古い石畳の道と橋、城壁。
山野と森。
ロセッティさんにとって
《うたかたの夢》であったかもしれない
ラファエル前派の運動の波は、
結成メンバーの兄弟団が崩壊してしまった後も、
着実に広まってゆきました。
ヨーロッパへ、米国へ、
そして明治の日本へも。
「いまもォ、なのでス!」
「がるぐるる?」(←訳:現在進行中?)
アート好きさんに、
少女マンガ好きな方々に、
近代英国史好きな活字マニアさんにも
おすすめの一冊です。
ぜひ、本屋さんのアート本コーナーで
探してみてくださいね~♫