テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

― ことばの鏡 ―

2019-06-28 23:09:40 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 るいくんッ、ふぁいとッ!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!8番決定!)

 こんにちは、ネーさです。
 バスケット関連のニュースが俄かに増え始めて、
 《スラダン》ファンの私たちはニヤニヤ笑いが止まりません♪
 さらなる吉報が米国から届くことを期待しつつ、
 さあ、読書タイムと参りましょう。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
 
  


 
       ―― コピーライターほぼ全史 ――



 編者は東京コピーライターズクラブの皆さん、
 取材と文は鈴木隆祐さん、2019年5月に発行されました。
 以前に御紹介しました『名作コピーの時間』を手に取って以来、
 すっかり《名作コピー》に夢中になっている私ネーさですが、
 はいはいはい! 見つけましたよ!
 この御本にもどっさり載ってます!

「ふゥ! おもいィ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:重量あります!)
 
 ええ、厚さ3㎝超、
 本文は494ページにも及び、
 片手で持つには重過ぎるほどのこの御本には、
 《名作コピー》だけではなく、
 《コピーライター》さんたちにも
 スポットライトが当てられています。

 というか、主役は《コピー》よりも
 《コピーライター》さんたち、ですね。

「まずはァ、れきしをォ~たどりまスゥ!」
「がるるぐる~!」(←訳:先駆者登場~!)

 カタカナ名の《コピーライター》が日本で誕生したのは、
 戦後まもない1950年代の頃でした。
 
 東京コピーライターズクラブ(TCC)の前身、
 《コピー十日会》が1958年が生まれ、
 その5年後に、TCCが発足し、
 『コピー年鑑』も創刊されました。

 この御本では、『コピー年鑑』を中心に、
 年代ごとにコピーをピックアップし、
 それを書いたコピーライターさんの活躍、その歴史を
 紡いてゆきますが、

 第一章『《コピー十日会』の時代』
 第二章『コピーライターの時代到来』
 第三章『コピーライタの境界を超えて』

 の3つの章から構成されています。

 第一章には、
 
   黒須田伸次郎さん作『ゴホン! といえば龍角散』(1953年~)

   梶祐輔さん作『白いクラウン』(1967年~)

 といった名作が並び、
 また第二章では、

   土屋耕一さん作『君の瞳は10000ボルト』(1978年)

   小野田隆雄さん作『恋は、遠い日の花火ではない。』(1994年)

   西村佳也さん作『なにも足さない、なにも引かない。』(1989年)

   眞木準さん作『恋を何年、休んでますか。』(1989年)

 など、今も記憶に鮮烈な作品が続き、
 第三章の――

「ほぼォ~げんざいィ!」
「ぐるるがるぅ~!」(←訳:進行形だよぅ!)

   澤本嘉光さん作『ホワイト家族24 白戸家』(2007年~)

   福里真一さん作『宇宙人ジョーンズ』(2006年~)

   多田琢さん作『自分より強いヤツを倒せ。』(2014年~)

 っていうのは、
 もう下手な説明なんて要らないわよね。

「ももたろゥさんッ!」
「がるるぐる??」(←訳:新作はまだ??)

 御本冒頭の『はじめに』は、
 こう記されています。

  《コピーは、時代の鏡である。》

 名作と言われるコピーの背後に、
 コピーライターさんたちはどんな思いを籠めたのか、
 制作の過程と、
 作品&作者さんの“その後”は……?

 新聞や雑誌に、
 ラジオやTV、
 そしてWEB上にも、
 時代を映し出す《コピー》と《コピーライター》さんの歴史、
 ぜひ、一読を♪
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする