テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

あの日の、4人。

2019-06-24 22:29:45 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ♪るるゥ~♪がりれおォがりれおォ~♪」
「がるる!ぐるっるがる~!」(←訳:虎です!大ヒット御礼~!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい、本日の読書タイムは
 昨秋以来メディアを賑わせている
 あの!伝説のバンドとヴォーカリストさんをを回想する
 入魂のノンフィクション作品を御紹介いたしましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~♫ 

  


 
     ―― クイーンと過ごした輝ける日々 ――



 著者は東郷かおる子さん、2019年4月に発行されました。
 音楽誌『ミュージック・ライフ』元編集長さんによる
 “クイーンと過ごした日々”を詳述するノンフィクションであり、
 また、インタビュー集でもあると言えましょうか。

「おしゃしんッ、おおばんッぶるまいィ~!」
「ぐるるぅるがるる!」(←訳:フレディがいるよ!)

 御本の冒頭部分には、
 クイーンの4人――
 フレディ・マーキュリーさん、
 ロジャー・テイラーさん、
 ジョン・ディーコンさん、
 ブライアン・メイさん、
 そして著者・東郷さんがフレディさんと肩を組んでいる場面、
 ブライアンさんに取材をしている様子など、
 題名通り『輝ける日々』の写真が収められています。

 これだけでも、
 昔からのクイーンのファンの方々、
 『ミュージック・ライフ』誌を愛読していた方々は、
 胸にこみあげるものがあるでしょうね。

「いんたびゅーもォ、すごいィでス!」
「がるぐるるる!」(←訳:当時そのまま!)

 著者・東郷さんは、
 本文各章のインタビュー、
 雑誌に掲載した記事を
 敢えて発表時と変えていません。

 これが、却って効果抜群!

 クイーンがデビューした1974年、
 映画のクライマックスとなった
 1985年の《ライヴ・エイド》、
 フレディさんの訃報が世界を震わせた1991年、
 その頃の空気が活字から読み取れるんです。

「もういちどォ、みたくなるでス!」
「ぐるるがるる~!」(←訳:ライヴエイド~!)

 映画の、つまり、フィクションの世界のクイーンではなく、
 リアル世界のクイーンの記録。

 この作品の底本である
 『クイーン オブ ザ デイ~クイーンと過ごした輝ける日々』は
 2004年に刊行されましたが、
 長らく入手困難となっていました。
 
 今回、改題し、加筆され、
 新たに生まれ変わった『輝ける日々』では
 ブライアンさん&ロジャーさんへのインタビュー、
 大ヒットした『ボヘミアン・ラプソディ』映画評などが
 ファンの方々にとっては読みどころ、ですね♪

「うらばなしィ、いろいろッ♫」
「がるるぐる!」(←訳:楽しいよね!)

 読み終えて、
 こころに残るのは……本文270ページの、

 《スターはある日、突然変異で生まれるのではなく、
  しかるべき時に、
  しかるべき人々の目に止まり、
  しかるべき方法で売り出されて
  初めて誕生するのだ。》

 という一節です。

 まさに、フレディさんその人の生きざまを言い得たような、
 素晴らしい言葉じゃありませんか?

「いまもォ、ぼくたちィ!」
「がるるるるぐるるぅ!」(←訳:大好きだよフレディ!)

 代用品などない、
 唯一無二の音楽と、音楽家。

 映画でクイーンを知った方々、
 あの頃の洋楽ロックが好きなのよ~!な音楽好きさん、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね。

 
 
 
 
 
コメント
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