テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 上野に咲く 《松方コレクション》展 ~

2019-06-05 23:20:12 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 そろそろォ、あじさいィまつりィ~♪」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!6月名物だね!)

 こんにちは、ネーさです。
 6月に入り、観光地や有名な御寺社さんでは
 アジサイ祭りが始まっているようですね。
 ならば週の半ばの本日は、書物の中……ではなく、
 美術館に咲く花々を探して、
 こちらの展覧会情報を、さあ、どうぞ~♪

  


  
        ―― 松方コレクション 展 ――



 東京・上野の国立西洋美術館にて、
 会期は2019年6月11日~9月23日
 (毎週月曜と7/16は休館、ただし7/15、8/12、9/16、9/23は開館9、
 『THE MATSUKATA COLLECTION:A one-Hundred-Year Odyssey』
 と英語題名が付されています。

「わほほゥ♫ すいれんッ、さいてまスゥ~♪」
「ぐるがるるるるぐる!」(←訳:モネおじさんの花だ!)

  

「こちらもォ、めいさくゥ!」
「がっるるるるぐる!」(←訳:ゴッホさんの黄色!)

  

 アート好きな方々には
 もはや説明の必要もありますまい――

 国立西洋美術館の開館60周年を記念して開催されるのは、
 まさにその、
 “国立西洋美術館の基礎を作った稀代のコレクター”
 松方幸次郎さん(1866~1950)
 の名を冠した特別展です。

「あつめにィ~あつめましたでス!」
「ぐるるるるるがっるる!」(←訳:フランス人もびっくり!)

  

 1916年から1927年頃にかけ、
 ロンドンやパリの画廊が空っぽになってしまう!
 と評された勢いで
 松方さんは美術品を買い集めました。

 油彩画は、モネさん、ゴーガンさん、セザンヌさん、
 マティスさん、ルノワールさん、マネさん、ドガさん他。
 ロダンさんの彫刻に、
 中世のタペストリーや板絵、
 ラファエル前派など近代イギリス絵画、
 そして浮世絵約8000点も買い戻して。

「ぜんぶでェ~…」
「がるる?!?」(←訳:一万点?!?)

 しかし。

 1927年の金融恐慌。
 第二次世界大戦。
 フランス政府による接収。
 焼失。
 散逸。

 予期せぬ不幸が
 コレクションの完成を阻みました……

  

「でもォ、ようやッとォ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:実現しました!)

 1959年、上野に国立西洋美術館が誕生し、
 戦後にフランスから寄贈返還された375点の作品が
 収蔵されたことで
 《松方コレクション》の長い放浪の旅は終わったのでした。
 
 この展覧会では、
 ゴッホさんの『アルルの寝室』や
 モネさんの『睡蓮、柳の反映』など、
 国内外に散逸した作品も含め、
 約160点の作品、歴史資料が展示されます。

   日本の芸術家、人々のために
   美術館を作りたい――

 ひとりの日本人の
 そんな願いの結晶を、
 皆さま、ぜひ!




    では、ここで美味しいオマケ画像も、じゃ~ん♪
   
    「わおッ!たぴおかァ~♫」
   
    「がるるる!」(←訳:プリンも!)
    『シャトレーゼ』さんの
    《タピオカ風ミルクティープリン》
    《なめらかたまごのプリン》は、
    夏のおやつタイムにおすすめです♫♪


コメント
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