「こんにちわァ、テディちゃでス!
きょうはァ~ちくッたくゥ!」
「がるる!ぐるがるるぐる!」(←訳:虎です!時の記念日です!)
こんにちは、ネーさです。
今日6月10日は《時の記念日》――
いえ、ダジャレとかじゃなくてですね、
天智天皇の時代、
日本で初めて時計(水時計)が鐘を打った日が6月10日、
なのだそうです。
そこで、読書タイムもぐいっと時間を遡ることにして、
本日は、こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪
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―― グリムの森へ ――
著者は収録順に(せーの!)、
高村薫さん、松本侑子さん、阿川佐和子さん、大庭みな子さん、
津島佑子さん、中沢けいさん、木場さと子さん、皆川博子さん、
2015年3月に発行されました。
「むむッ? ぐりむゥどうわァ、でスかッ?」
「ぐるるがる~…ぐるっ?」(←訳:どこか違う~…かもッ?)
ヤーコプ・グリムさん(1785~1863)と
ヴィルヘルム・グリムさん(1786~1859)の
グリム兄弟によって収集、出版された《グリム童話》。
厳密に言えば、
『子どもと家庭のメルヒェン』が正式名称だとか、
ヤーコプさんヴィルヘルムさんたちは
ごくシンプルに『昔話』と呼んでいたとか、
同じ御話でも幾つものヴァージョンがあるとか、
まあツッコミどころは色々あるんですけど、
そこらへんは措いておいて。
いざ!
広く世に知られる名作童話を、
好みのテイストにアレンジ!
「ふッふッ♪ かえェちゃうゥぞォ~♫」
「がっるぐっるる!」(←訳:あっちこっちを!)
変えちゃう、といっても、
原型が分からなくなるほど改変する、のではありません。
原作をリスペクトしつつ、
作家さんたち独自の視点から
少~し味付けし直す……
そんな感じでしょうか。
高村薫さんは『ブレーメンの音楽隊』を。
松本侑子さんは『カエルの王様、そして忠臣ハインリッヒ』、
『兄さんと妹』を。
阿川佐和子さんは『いばら姫』を。
津島佑子さんは『めっけ鳥』を。
中沢けいさんは『赤ずきんちゃん』『つぐみひげの王様』を。
大庭みな子さんは『ヘンゼルとグレーテル』を。
木崎さと子さんは『星の銀貨』を。
皆川博子さんは『青髭』を。
「あはァ! ぶれーめんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:青髭もいるんだ!)
どこがどう原作と違うのか、
ここで記すことは控えますが、
この御本の素晴らしさは
挿絵がある!という点です。
ウォルター・クレーンさん、
ハインリッヒ・フォーゲラーさんといった名画家さんの他に、
グリム兄弟の末っ子
ルートヴィッヒ・エーミール・グリムさんの
挿絵も掲載されているんですよ♪
「これはァ、めずらしィかもッ!」
「がるるぐる!」(←訳:初めて見た!)
巻末部分には、
上田萬年さん訳『おほかみ』(翻訳されたのは1889年!)と、
橋本孝さん、野口芳子さん、岩井方男さん、
阿部謹也さんのエッセイも収録されています。
実は、この御本が最初に単行本として刊行されたのは、
2001年のことでした。
もしもいま、
20年近くの時間が経過したこの2019年――
多様性やジェンダーレスが当然とされている現在に
高村薫さん阿川佐和子さんたちが
《グリム童話》をアレンジするお仕事に取り掛かったら……
なぁんて考えると、
ニヤリ♫としてしまいますね。
「ぷふふッ♪」
「ぐるる♫」
歴史好きな活字マニアさんに、
挿絵本が大好きなアートマニアさんにも
おすすめしたい新版《グリム童話》、
ぜひ、一読してみてくださいな♪
きょうはァ~ちくッたくゥ!」
「がるる!ぐるがるるぐる!」(←訳:虎です!時の記念日です!)
こんにちは、ネーさです。
今日6月10日は《時の記念日》――
いえ、ダジャレとかじゃなくてですね、
天智天皇の時代、
日本で初めて時計(水時計)が鐘を打った日が6月10日、
なのだそうです。
そこで、読書タイムもぐいっと時間を遡ることにして、
本日は、こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

―― グリムの森へ ――
著者は収録順に(せーの!)、
高村薫さん、松本侑子さん、阿川佐和子さん、大庭みな子さん、
津島佑子さん、中沢けいさん、木場さと子さん、皆川博子さん、
2015年3月に発行されました。
「むむッ? ぐりむゥどうわァ、でスかッ?」
「ぐるるがる~…ぐるっ?」(←訳:どこか違う~…かもッ?)
ヤーコプ・グリムさん(1785~1863)と
ヴィルヘルム・グリムさん(1786~1859)の
グリム兄弟によって収集、出版された《グリム童話》。
厳密に言えば、
『子どもと家庭のメルヒェン』が正式名称だとか、
ヤーコプさんヴィルヘルムさんたちは
ごくシンプルに『昔話』と呼んでいたとか、
同じ御話でも幾つものヴァージョンがあるとか、
まあツッコミどころは色々あるんですけど、
そこらへんは措いておいて。
いざ!
広く世に知られる名作童話を、
好みのテイストにアレンジ!
「ふッふッ♪ かえェちゃうゥぞォ~♫」
「がっるぐっるる!」(←訳:あっちこっちを!)
変えちゃう、といっても、
原型が分からなくなるほど改変する、のではありません。
原作をリスペクトしつつ、
作家さんたち独自の視点から
少~し味付けし直す……
そんな感じでしょうか。
高村薫さんは『ブレーメンの音楽隊』を。
松本侑子さんは『カエルの王様、そして忠臣ハインリッヒ』、
『兄さんと妹』を。
阿川佐和子さんは『いばら姫』を。
津島佑子さんは『めっけ鳥』を。
中沢けいさんは『赤ずきんちゃん』『つぐみひげの王様』を。
大庭みな子さんは『ヘンゼルとグレーテル』を。
木崎さと子さんは『星の銀貨』を。
皆川博子さんは『青髭』を。
「あはァ! ぶれーめんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:青髭もいるんだ!)
どこがどう原作と違うのか、
ここで記すことは控えますが、
この御本の素晴らしさは
挿絵がある!という点です。
ウォルター・クレーンさん、
ハインリッヒ・フォーゲラーさんといった名画家さんの他に、
グリム兄弟の末っ子
ルートヴィッヒ・エーミール・グリムさんの
挿絵も掲載されているんですよ♪
「これはァ、めずらしィかもッ!」
「がるるぐる!」(←訳:初めて見た!)
巻末部分には、
上田萬年さん訳『おほかみ』(翻訳されたのは1889年!)と、
橋本孝さん、野口芳子さん、岩井方男さん、
阿部謹也さんのエッセイも収録されています。
実は、この御本が最初に単行本として刊行されたのは、
2001年のことでした。
もしもいま、
20年近くの時間が経過したこの2019年――
多様性やジェンダーレスが当然とされている現在に
高村薫さん阿川佐和子さんたちが
《グリム童話》をアレンジするお仕事に取り掛かったら……
なぁんて考えると、
ニヤリ♫としてしまいますね。
「ぷふふッ♪」
「ぐるる♫」
歴史好きな活字マニアさんに、
挿絵本が大好きなアートマニアさんにも
おすすめしたい新版《グリム童話》、
ぜひ、一読してみてくださいな♪