「こんにちわッ、テディちゃでス!
くんくんッ! においィがァ、しまスゥ~!」
「がるる!ぐるがるぐる!」(←訳:虎です!雨の匂いだよ!)
こんにちは、ネーさです。
明日6月14日の関東地域は大雨の予報が出ていますね。
雨量が多くて、風が強くて、気温も低くて……
はい、そんな日の読書タイムは
こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 二度読んだ本を三度読む ――
著者は柳広司(やなぎ・こうじ)さん、2019年4月に発行されました。
活字マニアさんには《ジョーカー・ゲーム》シリーズ、
『トーキョー・プリズン』『風神雷神』他の作品でお馴染みの
柳さんによるブックガイドであり、
読書論、というべきでしょうか。
さあ、では先ず、
巻末の『あとがき』を読んでみましょう。
「ふァ? あとがきィからァ?」
「ぐるる~?」(←訳:本文は~?)
別にね、御本のアタマっから順序よく、
本文を読み始めてもいいんですけど。
『あとがき』には、
著者・柳さんの読書体験、
この御本を執筆した経緯&裏話が記されているんです。
いえ、これはもう、
《読書哲学》
なのかもしれませんね。
「にどォよんだァほんはァ~…」
「がるぐるがる!」(←訳:必ず三度読む!)
本を二度読むのは、
それが自分にとって二度読むに値する本だと
思ったからだ――
と、『あとがき』で柳さんは書いていますが、
上の文に続くのは。
二度読むに値する本に出会う確率は
極めて低い。
だから、
二度読んだ本は必ず三度読む。
「ふゥ~むむむゥ……!」
「ぐるるるるがる~…!」(←訳:分かる気がする~…!)
世の中にはたくさんの本が溢れている。
大抵の本は一度読んで、
あ~面白かった、でお終い。
でも、一度だけでは足りない、
消化不良のままのような気持ちになる本というのも、
確かにある。
「にどォ、よんでェ~…さんどォ、よんでェ~…」
「がるぐるるる!」(←訳:まだ足りない!)
それは例えば、
サマセット・モームさん著『月と6ペンス』。
夏目漱石さん著『それから』。
小泉八雲さん著『怪談』。
中島敦さん著『山月記』。
それらの作品のどこが、
柳さんの気を引き、袖を引き留めるのか。
何に、こころ打たれるのか。
「かんがえればァかんがえるゥほどォ?」
「ぐるるがるる?」(←訳:答えは遠のく?)
司馬遼太郎さん著『竜馬がゆく』を論じながら、
柳さんは嫉妬に身もだえします。
高校時代に読み、
友人と感想を語り合った『竜馬がゆく』を、
なんと、友人は
35年後の今も“愛読書だ”と言い切った――
35年を経ても、色褪せない。
最初に読んだときの感動が薄れることはない。
そんな風に言える本と巡り会えたことは
ほとんど奇跡、
信じられないくらいの幸運ではないかと。
「いついつまでもォ~」
「がるるぐる!」(←訳:特別な存在!)
前回記事で御紹介した
和田忠彦さん著『ウンベルト・エーコ 薔薇の名前』が
《物語ること》についての思索であったなら、
柳さんのこの御本は、
《読むこと》についての思索を重ねた一冊、
と申せましょうか。
この本だけは手許に置く、
何があっても捨てたりしない。
まだまだ、読み足りないんだ!
という心境に到達している愛書家さん、活字マニアさんは
ぜひ、手に取ってみてくださいね。
おすすめですよ~♪
くんくんッ! においィがァ、しまスゥ~!」
「がるる!ぐるがるぐる!」(←訳:虎です!雨の匂いだよ!)
こんにちは、ネーさです。
明日6月14日の関東地域は大雨の予報が出ていますね。
雨量が多くて、風が強くて、気温も低くて……
はい、そんな日の読書タイムは
こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 二度読んだ本を三度読む ――
著者は柳広司(やなぎ・こうじ)さん、2019年4月に発行されました。
活字マニアさんには《ジョーカー・ゲーム》シリーズ、
『トーキョー・プリズン』『風神雷神』他の作品でお馴染みの
柳さんによるブックガイドであり、
読書論、というべきでしょうか。
さあ、では先ず、
巻末の『あとがき』を読んでみましょう。
「ふァ? あとがきィからァ?」
「ぐるる~?」(←訳:本文は~?)
別にね、御本のアタマっから順序よく、
本文を読み始めてもいいんですけど。
『あとがき』には、
著者・柳さんの読書体験、
この御本を執筆した経緯&裏話が記されているんです。
いえ、これはもう、
《読書哲学》
なのかもしれませんね。
「にどォよんだァほんはァ~…」
「がるぐるがる!」(←訳:必ず三度読む!)
本を二度読むのは、
それが自分にとって二度読むに値する本だと
思ったからだ――
と、『あとがき』で柳さんは書いていますが、
上の文に続くのは。
二度読むに値する本に出会う確率は
極めて低い。
だから、
二度読んだ本は必ず三度読む。
「ふゥ~むむむゥ……!」
「ぐるるるるがる~…!」(←訳:分かる気がする~…!)
世の中にはたくさんの本が溢れている。
大抵の本は一度読んで、
あ~面白かった、でお終い。
でも、一度だけでは足りない、
消化不良のままのような気持ちになる本というのも、
確かにある。
「にどォ、よんでェ~…さんどォ、よんでェ~…」
「がるぐるるる!」(←訳:まだ足りない!)
それは例えば、
サマセット・モームさん著『月と6ペンス』。
夏目漱石さん著『それから』。
小泉八雲さん著『怪談』。
中島敦さん著『山月記』。
それらの作品のどこが、
柳さんの気を引き、袖を引き留めるのか。
何に、こころ打たれるのか。
「かんがえればァかんがえるゥほどォ?」
「ぐるるがるる?」(←訳:答えは遠のく?)
司馬遼太郎さん著『竜馬がゆく』を論じながら、
柳さんは嫉妬に身もだえします。
高校時代に読み、
友人と感想を語り合った『竜馬がゆく』を、
なんと、友人は
35年後の今も“愛読書だ”と言い切った――
35年を経ても、色褪せない。
最初に読んだときの感動が薄れることはない。
そんな風に言える本と巡り会えたことは
ほとんど奇跡、
信じられないくらいの幸運ではないかと。
「いついつまでもォ~」
「がるるぐる!」(←訳:特別な存在!)
前回記事で御紹介した
和田忠彦さん著『ウンベルト・エーコ 薔薇の名前』が
《物語ること》についての思索であったなら、
柳さんのこの御本は、
《読むこと》についての思索を重ねた一冊、
と申せましょうか。
この本だけは手許に置く、
何があっても捨てたりしない。
まだまだ、読み足りないんだ!
という心境に到達している愛書家さん、活字マニアさんは
ぜひ、手に取ってみてくださいね。
おすすめですよ~♪