「こんにちわッ、テディちゃでス!
ならびィ~ましたでス」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!6月6日だよ!)
こんにちは、ネーさです。
今日6月6日は、お稽古事を始めるのに最良♪とされる日ですね。
日本中のあちこちで、
書道や花道や舞、
外国語や水泳やサッカーの教室で
第一歩を踏み出すチビっ子たちに幸あれ!と願いながら、
さあ、本日も読書タイムは、
こちらの御本を、どうぞ~♫
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―― 償いの雪が降る ――
著者はアレン・エスケンスさん、
原著は2014年に、画像の日本語版は2018年12月に発行されました。
英語原題は『The Life We Bury』、
著者・エスケンスさんのデビュー作であるこの長編ミステリは、
バリー賞を受賞した他にも
エドガー賞やアンソニー章にノミネート!
米国のさまざまなメディアでベストブックスに選出されたり、と
日本語訳版が待望されていた作品です。
「みすてりィだけどォ~」
「ぐるるるるるる!」(←訳:サスペンスフル!)
もう何年も前のできごと。
とっくに容疑者は逮捕されて捜査は終わり、
裁判で判決が下ったのち、
被告人は収監――
そんな“今さら”感が満載の事件を
あらためて調べる羽目になったのは、
ミネソタ大学の学生、
ジョー・タルバートくんです。
「だッてェ、しかたないィんでスゥ!」
「がるるぐるがるるる~」(←訳:授業の課題だからね~)
伝記執筆、というのが、
ジョーくんが選択した授業の課題、なんですね。
身近な年輩者さんにインタビューをして、
彼/彼女の伝記を書き、
提出しなければなりません。
けれど、ジョーくんの身辺には、
伝記を書きたい!
と思えるような年輩者さんがいなくて。
「うむむゥ! ならばッ!」
「ぐるるるがるるる?」(←訳:こんなのどうかな?)
ジョーくんが車に乗って向かったのは、
郊外の介護施設。
こういった介護施設には
すごい経験をしてきた人たちがいる……
はずだよな?
「はずゥでス!」
「がぅる!ぐる!」(←訳:ほぉら!いた!)
ええ、いました。
ジョーくんがインタビューをすることになったのは、
凶悪な犯罪者として逮捕され、
刑に服していた或る人物、なのですが。
なぜいま、その重犯罪者が
刑務所ではなく
介護施設に居るのか、というと。
「……もしかしてェ?」
「ぐるがる?」(←訳:病気なの?)
カールという名の元服役囚は、
余命宣告を受けた重病人です。
残されている時間は少ない、と自分で言い、
ジョーくんにインタビューを許可するのですが、
それはつまり。
彼の過去を語ること。
どんな犯罪を起こして逮捕されたのかを、語ること。
或いは、
起こさなかったのかを、語ること。
「んッ??」
「がるるるるっる?」(←訳:起こさなかった?)
逮捕はされた、
判決は出て服役した、
それでも。
話を聞くほどに、
ジョーくんの胸に疑念が湧きます。
疑念は、より強く、濃くなってゆきます。
目の前のこの人物は、
本当に犯罪者なんだろうか――
「やぱりィ!」
「ぐるがっるぅるる~!」(←訳:そう思っちゃうよ~!)
裕福ではない、
いつだってギリギリ、
必死に毎日を生きるジョーくんだからこそ、
理解も共鳴もできる、
疑念と希望。
そして探究。
あの日、何が起きたのか――
ミステリの根幹とも言えるテーマを
見事に体現するこの御本は、
ミステリ好きな方々だけでなく
全活字マニアさんにおすすめです!
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
ならびィ~ましたでス」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!6月6日だよ!)
こんにちは、ネーさです。
今日6月6日は、お稽古事を始めるのに最良♪とされる日ですね。
日本中のあちこちで、
書道や花道や舞、
外国語や水泳やサッカーの教室で
第一歩を踏み出すチビっ子たちに幸あれ!と願いながら、
さあ、本日も読書タイムは、
こちらの御本を、どうぞ~♫

―― 償いの雪が降る ――
著者はアレン・エスケンスさん、
原著は2014年に、画像の日本語版は2018年12月に発行されました。
英語原題は『The Life We Bury』、
著者・エスケンスさんのデビュー作であるこの長編ミステリは、
バリー賞を受賞した他にも
エドガー賞やアンソニー章にノミネート!
米国のさまざまなメディアでベストブックスに選出されたり、と
日本語訳版が待望されていた作品です。
「みすてりィだけどォ~」
「ぐるるるるるる!」(←訳:サスペンスフル!)
もう何年も前のできごと。
とっくに容疑者は逮捕されて捜査は終わり、
裁判で判決が下ったのち、
被告人は収監――
そんな“今さら”感が満載の事件を
あらためて調べる羽目になったのは、
ミネソタ大学の学生、
ジョー・タルバートくんです。
「だッてェ、しかたないィんでスゥ!」
「がるるぐるがるるる~」(←訳:授業の課題だからね~)
伝記執筆、というのが、
ジョーくんが選択した授業の課題、なんですね。
身近な年輩者さんにインタビューをして、
彼/彼女の伝記を書き、
提出しなければなりません。
けれど、ジョーくんの身辺には、
伝記を書きたい!
と思えるような年輩者さんがいなくて。
「うむむゥ! ならばッ!」
「ぐるるるがるるる?」(←訳:こんなのどうかな?)
ジョーくんが車に乗って向かったのは、
郊外の介護施設。
こういった介護施設には
すごい経験をしてきた人たちがいる……
はずだよな?
「はずゥでス!」
「がぅる!ぐる!」(←訳:ほぉら!いた!)
ええ、いました。
ジョーくんがインタビューをすることになったのは、
凶悪な犯罪者として逮捕され、
刑に服していた或る人物、なのですが。
なぜいま、その重犯罪者が
刑務所ではなく
介護施設に居るのか、というと。
「……もしかしてェ?」
「ぐるがる?」(←訳:病気なの?)
カールという名の元服役囚は、
余命宣告を受けた重病人です。
残されている時間は少ない、と自分で言い、
ジョーくんにインタビューを許可するのですが、
それはつまり。
彼の過去を語ること。
どんな犯罪を起こして逮捕されたのかを、語ること。
或いは、
起こさなかったのかを、語ること。
「んッ??」
「がるるるるっる?」(←訳:起こさなかった?)
逮捕はされた、
判決は出て服役した、
それでも。
話を聞くほどに、
ジョーくんの胸に疑念が湧きます。
疑念は、より強く、濃くなってゆきます。
目の前のこの人物は、
本当に犯罪者なんだろうか――
「やぱりィ!」
「ぐるがっるぅるる~!」(←訳:そう思っちゃうよ~!)
裕福ではない、
いつだってギリギリ、
必死に毎日を生きるジョーくんだからこそ、
理解も共鳴もできる、
疑念と希望。
そして探究。
あの日、何が起きたのか――
ミステリの根幹とも言えるテーマを
見事に体現するこの御本は、
ミステリ好きな方々だけでなく
全活字マニアさんにおすすめです!
ぜひ、一読してみてくださいね~♪