「こんにちわッ、テディちゃでス!
あぶらァ~かたぶらァ~!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!チチンプイプイ!)
こんにちは、ネーさです。
涼しい秋風を呼ぶ魔法が、
熱中症を一気に回復させる呪文が欲しい~…
と、嘆息しながらの
本日の読書タイムは、
はい、”魔法“にまつわる
不思議な物語をご紹介いたしましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― ほんものの魔法使 ――
著者はポール・ギャリコさん、
原著は1966年に、
画像の文庫新版は2021年5月に発行されました。
英語原題は『THE MAN WHO WAS MAGIC』、
『罪のないお話』と日本語副題が付されています。
「そこはァ、まほうのォくにィ~…!」
「ぐるがるるるる!」(←訳:いや魔術師の国!)
魔法都市マジェイア。
胸壁に囲まれたその都市は、
ありとあらゆる魔術師、
手品師、奇術師、
幻術師、早業使い、
篭抜け師、
読心術師や香具師が暮らす
《魔術師の都》です。
え?
そんな場所あるの?
行ってみた~い!と
マジック鑑賞好きな方々は
思われるでしょうが……。
「ぶッぶゥ~!」
「がるるる~る!」(←訳:入れませ~ん!)
マジェイアの門をくぐれるのは、
誰でも、とはゆきません。
条件があるんです。
職業的魔術につながりのあるひと――
つまり、
魔術師と、
魔術師の家族たちのみ。
「れいがいィ、みとめませんッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:厳しいんだ!)
ええ、
例外は認められませんけれど、
厳しい規則がちょっぴり
緩められるときもあります。
魔術師名匠組合に
加入するための、審査。
その予選と本選が行われるのは
マジェイアの市庁舎と公会堂ですから、
まずは門の内に入れてもらわないと、
審査を受けられないわよね。
「ならばァ~…たのもうゥ~ッ!」
「がる!」(←訳:開門!)
その日、マジェイアの門番さんは、
ひとりの他国者を
招じ入れました。
鹿皮のシャツにズボンにチョッキ、
雉の羽根を一枚さした帽子をかむった
朗らかな笑顔の青年、
アダムさん。
あ、それにね、
アダムさんの連れで、
モコモコ毛並みで短足の
”ものいう犬”モプシーくんも。
「ふァ~…ほんとにィもこもこォ!」
「ぐるるがるっるる♪」(←訳:見事な毛玉っぷり♪)
ひとりと一匹は、
市庁舎はどこだろうかと
マジェイアの街をそぞろ歩くうち、
ひとりの少女と知り合いました。
いつかあたしも魔術師に、と願う
ジェインさん。
彼女を助手に迎えて、
アダムさんとモプシーくんは
審査に臨みますが……
いつしか、
疑惑が?
「これッてェ~?」
「がるるぐる??」(←訳:本当に魔術??)
審査会場で
アダムさんが披露したのは、
すばらしい魔術!
そのすばらしさが、
マジェイアの魔術師たちの心を
不穏に波立たせます。
こいつは、
何者なんだろう?
「むむゥ? きもちはァ、わかるけどォ~」
「ぐるるるがる!」(←訳:考え過ぎだよ!)
魔術師たちをも恐れおののかせる
アダムさんの魔術――
それとも、魔法?
魔術ならぬ、本物の?
魔法とは何なのか、
人々に何をもたらすのか。
50年以上も前の作品ながら
現在も傑作とされるファンタジー作品は、
大人の活字マニア諸氏にも
小中学生の活字好きさんにも
おすすめですよ。
「もぷしィ!」
「がるるーるぐるる!」(←訳:モプシーに注目を!)
ムクムク&モフモフなモプシーの活躍は、
犬好きさんのハートを
完璧にノックアウトすることでしょう。
なので、ワンコ大好きな方々も
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
あぶらァ~かたぶらァ~!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!チチンプイプイ!)
こんにちは、ネーさです。
涼しい秋風を呼ぶ魔法が、
熱中症を一気に回復させる呪文が欲しい~…
と、嘆息しながらの
本日の読書タイムは、
はい、”魔法“にまつわる
不思議な物語をご紹介いたしましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― ほんものの魔法使 ――
著者はポール・ギャリコさん、
原著は1966年に、
画像の文庫新版は2021年5月に発行されました。
英語原題は『THE MAN WHO WAS MAGIC』、
『罪のないお話』と日本語副題が付されています。
「そこはァ、まほうのォくにィ~…!」
「ぐるがるるるる!」(←訳:いや魔術師の国!)
魔法都市マジェイア。
胸壁に囲まれたその都市は、
ありとあらゆる魔術師、
手品師、奇術師、
幻術師、早業使い、
篭抜け師、
読心術師や香具師が暮らす
《魔術師の都》です。
え?
そんな場所あるの?
行ってみた~い!と
マジック鑑賞好きな方々は
思われるでしょうが……。
「ぶッぶゥ~!」
「がるるる~る!」(←訳:入れませ~ん!)
マジェイアの門をくぐれるのは、
誰でも、とはゆきません。
条件があるんです。
職業的魔術につながりのあるひと――
つまり、
魔術師と、
魔術師の家族たちのみ。
「れいがいィ、みとめませんッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:厳しいんだ!)
ええ、
例外は認められませんけれど、
厳しい規則がちょっぴり
緩められるときもあります。
魔術師名匠組合に
加入するための、審査。
その予選と本選が行われるのは
マジェイアの市庁舎と公会堂ですから、
まずは門の内に入れてもらわないと、
審査を受けられないわよね。
「ならばァ~…たのもうゥ~ッ!」
「がる!」(←訳:開門!)
その日、マジェイアの門番さんは、
ひとりの他国者を
招じ入れました。
鹿皮のシャツにズボンにチョッキ、
雉の羽根を一枚さした帽子をかむった
朗らかな笑顔の青年、
アダムさん。
あ、それにね、
アダムさんの連れで、
モコモコ毛並みで短足の
”ものいう犬”モプシーくんも。
「ふァ~…ほんとにィもこもこォ!」
「ぐるるがるっるる♪」(←訳:見事な毛玉っぷり♪)
ひとりと一匹は、
市庁舎はどこだろうかと
マジェイアの街をそぞろ歩くうち、
ひとりの少女と知り合いました。
いつかあたしも魔術師に、と願う
ジェインさん。
彼女を助手に迎えて、
アダムさんとモプシーくんは
審査に臨みますが……
いつしか、
疑惑が?
「これッてェ~?」
「がるるぐる??」(←訳:本当に魔術??)
審査会場で
アダムさんが披露したのは、
すばらしい魔術!
そのすばらしさが、
マジェイアの魔術師たちの心を
不穏に波立たせます。
こいつは、
何者なんだろう?
「むむゥ? きもちはァ、わかるけどォ~」
「ぐるるるがる!」(←訳:考え過ぎだよ!)
魔術師たちをも恐れおののかせる
アダムさんの魔術――
それとも、魔法?
魔術ならぬ、本物の?
魔法とは何なのか、
人々に何をもたらすのか。
50年以上も前の作品ながら
現在も傑作とされるファンタジー作品は、
大人の活字マニア諸氏にも
小中学生の活字好きさんにも
おすすめですよ。
「もぷしィ!」
「がるるーるぐるる!」(←訳:モプシーに注目を!)
ムクムク&モフモフなモプシーの活躍は、
犬好きさんのハートを
完璧にノックアウトすることでしょう。
なので、ワンコ大好きな方々も
ぜひ、一読してみてくださいね~♪