テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 音楽とともに、50年 ~

2021-08-20 23:57:59 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さくさくゥ~ぱくくッ!」
「がるる!ぐぅるるる!」(←訳:虎です!しゃりりん!)

 こんにちは、ネーさです。
 スーパーマーケットの果物売り場では、
 スイカよりも梨が目立ち始め、
 雑貨屋さんでは
 ハロウィーン用のデコグッズが……!
 怖くて可愛いジャック・オー・ランタンに
 ニヤリとさせられながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
     ―― 小林克也 洋楽の旅 ――



 著者は小林克也(こばやし・かつや)さん、
 2021年6月に発行されました。
 御本の表紙には……
 はい、もちろん、小林さんを描いたイラストが、
 どーん!と。

「あのォこえェ、でスねッ!」
「ぐるるがるぐる~!」(←訳:良い声だよねえ~!)

 DJでVJで、
 俳優さんで、ミュージシャンで、
 ナレーターさんでもある小林さんは、
 “声のお仕事“の第一人者であると申せましょうか。

 独特の、ちょっとハスキーで、
 けっこう低めで、
 英語を喋っているときの安定感ときたら、
 他の追随を許しません。

 そんな“声スペシャリスト“小林さんの、
 ラジオDJ歴が
 めでたくも50年に!

「ぱちぱちぱちィ~!」
「がるるー!」(←訳:ブラボー!)

 50周年を記念しての自叙伝ともいうべきこの御本は、
 まさに『洋楽の旅』の名に
 相応しい内容です。

 本文は、
 小林さんの代名詞に等しい
 TV番組『ベストヒットUSA』に関するお話を中心に、

 第一章『ラジオで洋楽に目覚める』
 第二章『ラジオの世界へ足を踏み入れる』
 第三章『《ベストヒットUSA》は洋楽のための僕らの教科書だった』
 第四章『これまでに出会ったミュージシャンたち』
 第五章『DJ50年!
     洋楽の旅と英語の探求はまだ続く』

 と、濃ゆ~い語りがたっぷり♪

「ふむふむゥ! しゅッぱつてんはァ~…」
「ぐるるがるるる!」(←訳:ラジオなんだね!)

 洋楽の入り口になったのも、
 英語習得の入り口になったのも、
 ラジオ。

 小林さん、
 ラジオから流れてくる
 エルヴィス・プレスリーさんの曲が大好きで、
 毎日のように聴いていたせいか、
 米国南部の訛りがついてしまったほどでした。

「それはァ、つまりィ~…」
「がるぐるがる!」(←訳:芸は身を助く!)

 米国旅行を経験し、
 ラジオ番組のレギュラーになり、
 やがて、
 現在も続く洋楽番組のパイオニア
 『ベストヒットUSA』出演へ、と
 進んでゆく小林さんの“洋楽”歴は、
 20世紀後半の日本の、
 音楽史を重なります。

 ただし。
 小林さんの音楽史の上で、
 どうにも異色なのは……?

「これこれッ! これでスゥ!」
「ぐるるがっるるる!」(←訳:みんなビックリの!)

 《スネークマンショー》。

 1976年、
 小林さんと、桑原茂一さんが
 ユニットを組んで始めた《スネークマンショー》は、
 とても不思議な創作活動でした。

 ラジオドラマ、
 パロディにコント、
 ファッションショーの音楽、
 演劇、楽曲作り……
 いうなれば、
 日本版モンティパイソンみたいな?

「うひひッ!」
「がるる!」

 本文58ページの
 『スネークマンショーのこと』では、
 今まで知られていなかった
 ユニット結成秘話が
 詳しく明かされています。

 日本の洋楽、
 そして
 《スネークマンショー》。

 ↑このふたつが大好き!な方々に、
 英語好きな方々にもおすすめですし、
 洋楽スターさんたちの楽屋話も
 楽しく読めますよ。
 本屋さんで、図書館で、
 ぜひ探してみてくださいね~♪


 

コメント
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