テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 宇宙を《見る》 ~

2021-08-19 21:52:21 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おほしさまァ、きらりんッ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!銀河もきらり!)

 こんにちは、ネーさです。
 夜空を見上げれば、
 星座の位置も少しずつ秋の配置へ……?
 一番星の美しさに溜め息しながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、宇宙の謎に挑む↓こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

  


 
     ―― 宇宙の奇跡を科学する ――



 著者は本間希樹(ほんま・まれき)さん、
 2021年3月に発行されました。
 或るニュースが世界を駆け巡ったのは、
 2019年4月のこと――

「だいィはッけんッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:偉大な功績!)

 そのニュースとは、
 《ブラックホールの撮影に成功!》。

 著者・本間さんは、
 ブラックホール撮影に挑む
 国際的なチームの一員として奔走、
 日本でブラックホール画像が発表された折には
 スポークスマンの役どころを担いました。

 そもそも、本間さんの専門は、
 超高分解能電波観測による銀河系天文学、
 特に銀河系の構造研究と、
 巨大ブラックホールの研究者さんとして知られ、
 現在は
 巨大ブラックホールの事象を地平線スケールまで分解する
 EHT(Event Horizon Telescope)プロジェクトの
 日本側の責任者の任に就いておられます。

「むむむッ、それはァ~…」
「がるるるるる!」(←訳:難しそうです!)

 そうね、
 いわば理系の頂点に君臨しているのが本間さんで、
 では、この御本の内容も
 すっごく専門的なのかなぁ~と思ったら。

 んまあ♪
 わっかりやす~い♫♪

「えッ? ほんとォにィ??」
「ぐるる!」(←訳:本当だ!)

 この宇宙はいつ、どうやって、できたのか。
 私たち人類は、
 どうやってこの地球に生まれたのか。

 すべての科学者さんが
 求めてやまない答えに
 ぐいぐいせまってゆく本文は、

 第1章『宇宙の成り立ち』
 第2章『太陽系の不思議を探せ!』
 第3章『奇妙な天体《ブラックホール》』
 第4章『巨大ブラックホール発見までの道のり』
 第5章『ブラックホール撮影の裏側』
 第6章『これからの宇宙像と人類の未来』。

 第3章以降は、
 本間さんの本領である
 ブラックホール研究がメインになっています。

 でもね、
 これはスゴイ!
 と感心させられちゃったのは。

 第1章『宇宙の成り立ち』に於ける
 科学史の要約っぷりです。

「するするゥ~とォ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:滑らかな進み具合!)

 ニュートンさんが、
 アインシュタインさんが、
 法則化していった“宇宙の在り様“。

 その法則をめぐる歴史が
 とても解り易く記述されている第1章を
 じっくり読んでから第2章へ進むと、
 ブラックホールを理解する足掛かりが、
 そこに……!

「さいこうのォ、がいどぶッくゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:最上の入門書!)

 宇宙の中での、地球の“立ち位置”。
 地球の生命の、歴史と未来。
 
 理系ノンフィクション好きな活字マニアさんに、
 私ネーさのような理系苦手人間さんに、
 おすすめの一冊です。
 科学好きな少年少女諸氏も、ぜひ~♪
 

 
 
コメント
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