「こんにちわッ、テディちゃでス!
ゆきやァ~こんこんッ♪」
「がるる!ぐる~♪」(←訳:虎です!粉雪~♪)
こんにちは、ネーさです。
あまりの暑さに意識朦朧、
雪の幻影がちらほらと見えてくるような
超真夏の読書タイムは、
いっそ《幻》の世界に遊んでみるのは
いかがでしょうか。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― 消える魔術師の冒険 ――
著者はエラリー・クイーンさん、
2021年6月に発行されました。
日本で独自に編まれた”傑作脚本集“には、
『聴取者への挑戦状Ⅳ』と副題が付されています。
「ちょうせんッ?」
「ぐる?」(←訳:脚本?)
ええ、そうなんです。
この御本には、短編ミステリ7篇が
収録されていますが、
いずれも
小説作品ではなく、
ラジオドラマの脚本作品、なんです。
20世紀の半ば――
映画は既に普及していましたけれども、
TVの放送や受信機は
まだ登場していなかった時代に
大人気を博していたのは
ラジオドラマでした。
特に、第二次世界大戦中の米国・英国では、
ラジオから流れるミステリドラマに
大勢の人びとが
熱心に耳を傾けたと言われています。
「かいわでェ、てんぽォよくゥ!」
「がるるぐるーるぅーる!」(←訳:展開はスピーディーに!)
説明的な文章は
できるだけ省いて、
少ない登場人物さんたちの会話と、
効果音だけで
物語を組み立ててゆく……
表題作品
『消える魔術師の冒険』でも
そんな“特殊効果“が
使われています。
かつてはヴォードヴィルの業界に
この人あり!と謳われたものの、
時勢が変わったため、
居場所を失ったヴォードヴィリアンたち。
しかし今、
彼らに再び脚光が?
「ちょうせんッ、なのでス!」
「ぐるるるがる!」(←訳:挑戦者に挑戦!)
魔術については
魔術師よりも詳しい!
と豪語するのは、
裕福な実業家スティールさん。
どんなトリックもあばいてみせる!
もしも、
私が24時間以内に
解くことのできない魔術があるというなら、
賞金を出そう!
2万5千ドルの賞金を!
「ひゅゥ~ひゅゥ~!」
「がるる!」(←訳:豪勢だ!)
このお話が書かれた1940年当時、
2万5千ドルは大金でした。
そして、
大金を獲得すべく
名乗りをあげたのは、
魔術師《グレート・アヴァンティ》さん。
中立の立場から
勝負を見届ける
NY市警のクイーン警視と、
探偵エラリー・クイーンさんの眼前で、
“偉大なる”アヴァンティさんは、
どんなトリックを駆使するのでしょう?
「たいむゥりみッとォ!」
「ぐるるるがるぐる!」(←訳:もうすぐ24時間!)
文中、いえ、
脚本文中には、
しっかり配置されています。
《聴取者への挑戦》が。
「ふッふッふッ!」
「がるぐるるるるる!」(←訳:いざ解き明かさん!)
ミステリ好きさんにも
演劇好きな方々にもおすすめの
7篇のラジオドラマ脚本は、
巻末の解説を熟読すれば
いっそう面白さが増しますよ。
書店さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♪
ゆきやァ~こんこんッ♪」
「がるる!ぐる~♪」(←訳:虎です!粉雪~♪)
こんにちは、ネーさです。
あまりの暑さに意識朦朧、
雪の幻影がちらほらと見えてくるような
超真夏の読書タイムは、
いっそ《幻》の世界に遊んでみるのは
いかがでしょうか。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― 消える魔術師の冒険 ――
著者はエラリー・クイーンさん、
2021年6月に発行されました。
日本で独自に編まれた”傑作脚本集“には、
『聴取者への挑戦状Ⅳ』と副題が付されています。
「ちょうせんッ?」
「ぐる?」(←訳:脚本?)
ええ、そうなんです。
この御本には、短編ミステリ7篇が
収録されていますが、
いずれも
小説作品ではなく、
ラジオドラマの脚本作品、なんです。
20世紀の半ば――
映画は既に普及していましたけれども、
TVの放送や受信機は
まだ登場していなかった時代に
大人気を博していたのは
ラジオドラマでした。
特に、第二次世界大戦中の米国・英国では、
ラジオから流れるミステリドラマに
大勢の人びとが
熱心に耳を傾けたと言われています。
「かいわでェ、てんぽォよくゥ!」
「がるるぐるーるぅーる!」(←訳:展開はスピーディーに!)
説明的な文章は
できるだけ省いて、
少ない登場人物さんたちの会話と、
効果音だけで
物語を組み立ててゆく……
表題作品
『消える魔術師の冒険』でも
そんな“特殊効果“が
使われています。
かつてはヴォードヴィルの業界に
この人あり!と謳われたものの、
時勢が変わったため、
居場所を失ったヴォードヴィリアンたち。
しかし今、
彼らに再び脚光が?
「ちょうせんッ、なのでス!」
「ぐるるるがる!」(←訳:挑戦者に挑戦!)
魔術については
魔術師よりも詳しい!
と豪語するのは、
裕福な実業家スティールさん。
どんなトリックもあばいてみせる!
もしも、
私が24時間以内に
解くことのできない魔術があるというなら、
賞金を出そう!
2万5千ドルの賞金を!
「ひゅゥ~ひゅゥ~!」
「がるる!」(←訳:豪勢だ!)
このお話が書かれた1940年当時、
2万5千ドルは大金でした。
そして、
大金を獲得すべく
名乗りをあげたのは、
魔術師《グレート・アヴァンティ》さん。
中立の立場から
勝負を見届ける
NY市警のクイーン警視と、
探偵エラリー・クイーンさんの眼前で、
“偉大なる”アヴァンティさんは、
どんなトリックを駆使するのでしょう?
「たいむゥりみッとォ!」
「ぐるるるがるぐる!」(←訳:もうすぐ24時間!)
文中、いえ、
脚本文中には、
しっかり配置されています。
《聴取者への挑戦》が。
「ふッふッふッ!」
「がるぐるるるるる!」(←訳:いざ解き明かさん!)
ミステリ好きさんにも
演劇好きな方々にもおすすめの
7篇のラジオドラマ脚本は、
巻末の解説を熟読すれば
いっそう面白さが増しますよ。
書店さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♪